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俺より強いやつに会いに行く~脱サラ始めました 6~

イヤー、寒い。
とりあえず、寒いです。
ただ、夜景を観に行くカップルにはこの寒さは無縁なわけで。
眩いイルミネーション似合ってるよ!と伝えて差し上げたい。
これだけ寒いならニンニク沢山入ったラーメンを食べたい。

狭い視野にとらわれてはいけない

私は、東京勤務になってから早いもので5年の月日が経った。
5年って長いようでマジで一瞬。
現在の会社に出社するのもあと3日。
3日で何をしようか。
社内事情を書き記すわけにはいかないが3日間で私が今何かしてあげられることはほぼない。
切ないけど、名残惜しいけど、これで自分の会社人生は終わりを迎える。

ずいぶん走ってきた。
1つの会社で20年間勤めた自分へまずはお疲れ様だ。
諸先輩方へ退職の挨拶をする。
『今までよく頑張ったね。』
『よくやってくれた。』
果たして何が正しいのかわからない。
イロイロ決まった今。
妙に清々しい。

あんなに愛した会社を私は今飛び立ちます。

無敵だったあの頃。

店舗勤めの私は無敵だった。
是非、過去の記事を見返して欲しい。
現在、転職へ迷う君へ
現在、脱サラを迷う君へ
迷ったのかい?この深みある人生を。

誰でも迷う。

だから、最適な効果を出せるのか。
今から歩む一歩が大切じゃないか。

走馬灯のように(見たことないけど)自分の会社史を振り返ることがこのnoteというきっかけがあって出来るようになった。

無敵だったあの頃
同期のI沼君に付けられたアダ名は

【ちっちゃな恐竜】

楽しそうに彼は言うが、立派な悪口だ。
名前のようにちっちゃなっていうのがメチャクチャ悪口だ。
そう言われても男の子(38)が恐竜と呼ばれて嫌な気も不思議となかった。
自分自身も納得のネーミングだ。
大学一年生の時、女子の間でこっそり付けられたアダ名

【グミ】

よりは何倍もましだ。
入学式に果汁グミ(りんご)を食べていたから付けられた?らしい。
ただし、裏はとれていない。(変な意味なら落ち込む)

同期のI沼君のことは書いたがこれを書いていたら嫌なことを思い出した。

新卒研修で少しイケイケの女子に付けられたアダ名を思い出した。

【ニセ道明寺】

ん?道明寺って司よね?素晴らし。。。
くねーだろーって。【ニセ】はさすがに悪口ですから!
確かにぐるぐるパーマだったけども。
I沼君に付けられたのまだあったわ!

【ブロッコリー】

ちょい待て。
違う違う。誰がブロッコリーやねんって!
せめて、ブロリーならドラゴンボールでも強さの象徴として納得できるけど。。。
さすがにブロッコリーは悪口だって!
年明けに合う約束をしたから文句言おう!

これだけ書いたら何にも無敵じゃないや。

それなりに、順風満帆

それなりに、順風満帆だったんです。
タイミングももちろん。
人に恵まれてた。環境もよかった。
もしかしたら、甘えだったののかもしれない。
500店舗の中で1番の成績を出したとしても
それはあくまでも、その会社という小さな世界の中での物差しにしか過ぎない。

そう思わされたのは、外来種との遭遇。
刺激が脳ミソにびびっと走った。

特に外資系の人たちの考え方は新鮮だった。また、自分にはなかった発想や知らぬうちに下を見ることで獲てしまった優越感に自分の甘さにひどくがっかりしたことをおぼえている。

あとは、ソックス屋さんの女性店長にも正直驚かされた。
私の価値観とは違い、店舗もかなりスローではあるものの確実に数字をあげてくる。
あの施設でハタラケタコトで全国の各テナント上位者が働いていたんだと今気づいた。

こうして、自分自身の我流で過ごしてきた私のごつごつの岩が、少しずつ少しずつ丸みをおびていくのだ。

立場が人を成長させる。

これは、本当のことで
私は、店長、エリアマネージャー、スーパーバイザーと経験させて貰うことができた。
いい意味で中間管理職の年功序列をぶち壊す事が出来たことはよかったと思う。

特に、初めて店長になったときの気持ちは今でも忘れていない。
店長にはなったものの、私の目標はあくまでもその上の上だ。
ここはまだ通過点。そう思っていた。

今何してるだろうな?
『お前、生意気だぞ。』と初めての店長会議でわざわざ私を呼び出し罵った先輩店長。。。

今思えば本当に生意気だったのだろう。
『わかりました。とりあえず数字で勝負しましょうか。』って言ったような言ってなかったような。

そんな私も、エリアマネージャーになり
見ていかないといけない部下の数も増えていくんです。
エリアマネージャーになると今まで横並びだった店長たちや、諸先輩方が私のエリア所属になるのです。
いうならば、大先輩もいらっしゃいます。
そんな中、若者に務まるのでしょうか?
結論、務まるのです。

エリアマネージャーという肩書は自分を強くさせました。
自分の管轄の店舗であっても毎日顔を合わせるわけではない。
それでも、その所属店長にも、店舗には癖があり、ポイントがあります。
そのポイントを如何に押さえるか、求められたモノ以上をどのように形成していくか。

考えて動く。

所属の店長達が考えて動けるようになる姿はほんとうに嬉しい。

スーパーバイザーになると。。。
店舗数は、エリアマネージャー比で約10倍となった。

スーパーバイザーになったのは、31歳
30歳中になる野望だった。
でも言うても、新卒では異例のスピードであった。
今度は約40店舗の管轄となる。
また、私は当時にワンマンで言うこときかないヤバいエリアマネージャーだと全国的に言われたものだ。
そんなハラスメント筆頭に思われた私も立場が変わればやり方も変えていかないと戦っていけるはずがないのだ。
率先垂範が1番重要なんてよく言われたものだが、ここぞ!という率先垂範は行ったりもした。

大勢の人数と共にやっていこうとするとき。
大きな行動指針を出す。
あとは、自分の経験したエリアマネージャーの現地戦略との目線合わせが1番重要。
大きな指針も細かくてもダメ。
大きすぎてもダメ。
この感覚値は、常に一個上の視野を持てと昔から上司に教わった賜物だ。

そう思うと、常に私は上司と対等と思いながら話していたことになる。

結果『ヤバいやつ』だ。

残り3日

残り3日のサラリーマン。
そこから一ヶ月半の充電期間を経て
晴れて自分が何者かの挑戦をするわけだ。

不安が大きい分、楽しみもその何倍もある。

なんでもない思い出noteになってしまった。

狭い檻から遂に
『小さな恐竜』の旅が始まる。

俺より強いやつに会いに行く。

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