#写真が存在しない日々 #1
私はスマホでよく景色を収める。収めたがる。些細な景色でも撮ってしまうので、ストレージは直ぐにいっぱいになってしまう。そんな私でも、写真を撮らない日がある。そんな日を私の「日常」と定義できる気がした。そんな日こそ愛したい。なので、"日常"だけを取り出した純度の高い日記をここに載せようと思う。
2022.8/19
朝起きられない。朝からサークルライブに向けて音作り。そして、すぐ16時になって塾のアルバイト。久しぶりに会った高3の生徒に、いとう先生と一回楽器演奏したくて、いとう先生のいる大学目指すことにしたと言われる。人間って嬉しすぎると、リアクションできなくなるというのは本当らしい。そして、塾もうちょっと働き続けようと決意した。受かってくれ。なんでもするから。
急に塾長から今晩暇?と言われ、2人でご飯に行くことに。バイト先で、私が色々思ってるんじゃないかと察してくれたらしい。で、こうしたらもっと塾良くなると思いますみたいな話して、お互いの人生の話して、いい夜。野望がでかい人ってかっこいいな。将来も、就活失敗したら、一緒に働きたいって笑いながら、言われた。前向きに検討しておきますとだけ言ったけど、これほど幸せな話ない。優秀とかも言われた。ほんまに自分ではそう思わないけど、賢い人だから、確かに優秀なのかな?って思っちゃったよ。たまには、こういう夜大切にしたい。夢ある大人ってかっこいいなぁ。帰路に着いたとき、インスタで知る、同サークルの人たちが花火大会やってた事実。今日はむかつかない。楽しかったし。呼ばれてないけど、いいもん。ばーか。いや、ちょっとくらい誘ってくれやぁ。
家帰って後輩とちょっとLINEして寝る。ちゃんと喋ったの半年くらいぶりな気がするけど、なんかだいぶパーソナルな話した気がする。一回サシ飲み行って、全部話した後輩。一回サシ飲み全喋りは大事。また行きたい。
2022.9/29
朝は起きられなかった。今日も10時起き。8時間寝た。腹が立つ。さっさと歯を磨いて大学へ。今度先輩たちと行く、「サイコロきっぷ」のサイコロを回すということで,ワクワクだ。1年ぶりに再会した先輩と話が弾む。卒論何するんです?と聞くと、イスファハーンの歴史かなと答えてくださったので「世界の半分ですね!」と返せた。このときの自分冴えてました。
サイコロを回すと,行き先は倉敷に決定。イスファハーン先輩の地元のようで、地元凱旋じゃないかと笑っていた。もう半年後には大学にいない先輩方3人に囲まれた旅行。楽しみで仕方がない。そして、最高の思い出にしたい。
今学期はじめてのゼミへ。近況報告をまとめるのを忘れてグダグダの発表。ウケもない。地獄。準備をしてなかった自分の責任だが、もしこれを同じゼミの人が読んでくれてるなら言いたい。もう一回チャンス下されば、ユニバのハロウィン行った話したいです。絶叫して、面白かったです。いや、これも大したオチないな。
授業を終えて図書館で、SPIの勉強をしていた。英単語に関する問題のページを開いてみた。その瞬間、ある一本道が脳内に飛び込んでくる。高校時代の登下校路だ。時間帯は放課後、部活終わりくらい。ただ、不思議なのは、いつも通っていなかった道。遠回りの経路。その道を通って自宅に帰ったことは高校3年間で数えるくらい。なんでこの道を思い出したんだろうか。それを考えると何も手につかなくなって家に帰ることにした。結局わからない。だから,また高校に行きたくなった。当時お付き合いしてた人との思い出が詰まっているのか?はたまた、友情を確かめた瞬間があったのか、いずれにせよ、机に向かって英語の勉強すると、高校時代に戻れることに気づいた。また英語の勉強しよう。そして、高校に戻りたくなった。なんの不満もない青春を過ごしたあの高校時代に。
2022.10/4
朝起きたら、Saucy Dogが新曲を出していた。ピアノサウンドが入ってて、これまで3人だけの音で演奏し続けたサウシーの新しい世界を観た気がした。好きです。世界観が変わったとかでアーティスト嫌いになる人多いですけど,それって勿体無いよね。っていう説教くさい話を書きそうになったので、ここまで。
大学へ向かう。就活関係のこと諸々やって、お昼はキッチンカーに並ぶ。そこで買ったタコライスのプラスチックのふたに、かわいいイラストが描かれていた。店員さんも綺麗な人だった。サークルの溜まり場へ。タコライスのふたにイラストが描かれてたのは俺だけだったらしい。ふふっとわかりやすく喜んでたら、同期の友人が「先輩と付き合った」と、あまりにも唐突にカミングアウトしてきた。まただ。自分も恋愛を急いでるわけではないのに、少し落ち込む。なんでだ,この感情の意味がわからない。しかも、お前かーー!って奴だったから、より一層(嫌いとかじゃなく、彼女作らん!って言ってたやん!あんた!)。溜まり場から帰る時キッチンカーを覗く。あの人はいなかった(失恋風な描写を入れてみました)。
お昼からも就活関連。ひとりの帰り道。高校時代は、帰路を誰と過ごすか部活の仲間か恋人で選べたはずが,今ではひとり一択。けど、「マユリカのうなげろりん」聴きながら帰ってたら、そんなことどうでも良くなった。笑ってる時間人は無防備で、何も考えなくて済む。ずっと笑ってたい。頑張る。
バイト。帰宅。同期と、サークル幹部へのサプライズ企画会議。寝る前「苦渋200% ストロング」を読み終えてしまった。今一番の楽しみで、ページをめくるにつれて、読み終わることが怖かった。また新しい楽しみ見つけなきゃ。こういう日記書き始めたきっかけとなる書物。苦渋300%出して欲しいな。おやすみ。