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自分に合う環境を選ぶ方法は、見方を変えて多くの発見をすること。子どもたちへのヒントが世の中へのメッセージに
「働くことを辞めて専業主婦じゃなく、母親業をしよう。そう決めてから子供たちの成長とかをすごく丁寧に見れるようになって。」
そう微笑みながら話すのは、二児の母ユミユミさん。子供と旅をする理由や、POOLOJOBに参加した理由、未来についても語っていただきました。
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<ユミユミさんの紹介>
細田祐美子
1986年生まれ、埼玉県在住。
大学在学中よりグラフィックデザイナーとしてキャリアをスタート。
その後、WEBデザイナーとして大手通信・化粧品・医療などのWEBサイトのデザインを担当。2016年、山手線のトレインモニターが3画面になる頃、動画制作を学び始め、撮影にのめり込む。2017年長男、2019年次男を出産。子どもが生まれたことがきっかけで写真の撮影もはじめる。キャノンフォトコンテスト・T&D×東京カメラ部ほか写真・動画コンテスト入賞多数。
TABIPPO主催 POOLOJOB一期生。
現在はフォトグラファー・ライターとして活動している。
両親が毎週末の旅行で教えてくれていたことを、自分の子供たちにもしていきたいな。
ー子どもたちをたくさん旅に連れて行こうと思ったきっかけを教えてください。
子供が産まれたことで、両親とも子育てについて話すようになりました。毎週のように父と母で「来週どこに行こうか」と話をしていると、私が子どもの時も毎週連れて行ってたんだよ、と話を聞いたりするようになって。そこで自分も連れていきたいなと思うようになりました。旅での新しい発見や視点が自分の感性に繋がっている気がします。子供の能力のどこを伸ばそうかなって考えたりすると、やっぱり旅へと繋がってきますね。
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ー印象に残っている旅での発見はありますか?
海外は刺激が強かったですね。知らない世界が広がっているんだな、楽しいことっていっぱいあるんだなと小さい時に感じた気がします。
親が楽しんでて、「オーストラリアに行ったらコアラを抱っこしたい」ってすごい言ってたんですよ。そういう楽しんでる姿を見て感じたものがある気がします。
ー連れて行ってくれる人が楽しんでいる姿をみて、さらに楽しさが増しますよね。
子供たちと旅に行って、自由にしていいよって言っても、楽しくない、帰りたいって言われちゃうので、まずは自分から楽しもうというのは大切にしていますね。
例えば、ここが面白いよね、こういう見方があるね、と積極的に伝えるようにしてます。いろんな見方がある事や、考えるきっかけになってくれたらいいなって思ってます。自分自身が両親からやってもらってたことを、これから子供たちにもしていきたいです。
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独身時代に旅をしなかったユミユミさんが、いま旅をする理由
ーユミユミさんが旅をする理由を教えてください
実は、20代で会社勤めしてた時は全然旅に出てなかったんです。旅をするよりも新しい知識をインプットしたり勉強をすることが好きだったので、英語の勉強してみようとか、仏教のこと勉強してみようとか。でも、最近になって旅が楽しいと思った理由が、子供と行くことで新しい発見があるからだったんですね。この電車を見に行こう、この体験をしに行こうと”テーマがある旅”っていうのをするようになったんです。それが自分の学びたい欲ともうまくリンクしていて、旅をする理由だと考えています。
ー親子で電車旅をしている記事を見ましたが、どんな電車旅をしているんですか?
毎回同じだと飽きちゃうので、「今日はこれに乗りに行こう!」と乗る電車をどんどん変えています。子どもたちはどうかわからないですが、私は電車に運ばれながら、窓から変わっていく景色を眺めてるのが好きなんですよね。
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どんな不利があっても働く背中を見せながら、子供たちに良い環境を与えたい
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ーPOOLOJOBに参加した理由に「どんな不利があっても働くことができる」という背中を子供たちに見せたいと書いてありましたが、詳しく聞かせてください。
子どもが心臓病を患っていて障害者手帳も持っているので、これから学校生活も普通にやっていけるかなと、不安なところもあるんです。同じような病気の子を見てても、なかなか苦労している人が多いなという印象を受けています。それでも諦めてほしくないという思いが強いので、どんな状況でも働ける世の中になってほしいなって思うし、背中を見せていけたらいいなと思ってるんですけど、なかなか難しいですね。
ー1日の時間が限られている中で、予定通りに行かないことも多いですよね。優先順位やバランスはどうとっていますか?
苦手なことはやらなくていいし、得意なことを伸ばしていけばいいんだなという実感があるので、手探り中ですけど、例えばAIに代わってもらえるところは代わってもらって、自分の得意な部分で楽しく働いていきたいです。
社会との繋がりや貢献することで得る喜びがあると思うので、どんな状況でも働けるような仕組みを作っていきたいなと思います。
ー働き続けたい理由はさまざまあると思いますが、一番の理由はなんですか?
旅と一緒で、やっぱりレベルアップして新しい自分に出会っていくことかな。
今の楽しい時で止まってほしいなって思う一方で、終わっていくことで辛いこともあるけど 、やっぱり私は新しい発見をどんどんしていくのが好きかもしれないですね。
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ー働くのを諦めたくないと書かれていましたが、そう思ったきっかけはどんなことでしたか?
最初は産休、育休、復帰はみんながやってるから、やらなきゃいけない、働き続けなきゃいけないという固定観念があったんですよ。保育園も入れてたんですけど、やっぱり子供には無理をさせてるし、この生活は本当に合ってるのかなと、長男が生まれた時に感じ始めました。2人目は病気があったので手が離せない状況になった時、また向き合い方を考えて、今を大事にするのが一番いいんじゃないかという結論になりました。
子供が心臓の手術を数回受けてるんですが、生死について考えることも増えて、今しかない時間を楽しもうっていう風に変わっていったんですよね。
ー「働けない。でも諦めたくない」がスタートではなく、「働かなきゃいけない」と思っていたところからだったんですね。
そこから働くことを辞めて、専業主婦じゃなくて”母親業”を仕事としてやろうと決めてコミットしたら、成長をすごく丁寧に見れるようになったと実感したんです。
兄弟でも成長が同じところ違うところもあって、自分の対応によっても変わってくる。こうやって丁寧に向き合っていくのは、自分に合っていると思うようになりました。
成長に向き合って行った結果、今後どうしていこうかと考えたら、自分に合う環境を与えてあげれば成長していくというのを実感したので、子供たちに良い環境を与えられるようサポートをしていけるように働きたいです。だんだん子供たちも手が離れていくので、できる範囲で今探しているところ。
自分を知って見方を変える
ー子供たちや世の中の人には、どのように世界を見てほしいですか?
合わない環境で無理する必要はないと思っていて。自分の心地いいと思う環境で能力を発揮してほしいです。ぼーっと受け身でいると、なんでこんな辛い思いしなきゃいけないんだろう、ってなってしまうと思います。そこは見方を変えるだけで楽になると思うので、全ての人に苦しい思いをして欲しくないなという思いがありますね。
ーユミユミさん自身はどのように環境を変えたり、苦しい思いを乗り越えてきました?
自分の特性を知ったことで生きやすくなったことがあります。自分からあまり話したりするのが得意ではないんですけど、子供の頃は明るくてハキハキした子の方がいいみたいな勝手な思い込みがあって。そうなれない自分にすごいコンプレックスがありました。道から外れた人は劣等生、みたいな風潮があった気がします。時代が変わってきたことや年齢を重ねて、自分は何が得意なのかを見つめることを何回もやってて、合わないことを無理にやる必要はないということを感じたんです。
ーどんなふうに辛い状況を乗り越えてきましたか?
私の場合は、HSP(Highly Sensitive Person、過敏性・敏感傾向の人)ということもあって、人の集まりに行くのが苦手なんです。大勢のところに行くとすごい疲れちゃって2、3日一人の時間を持たないと回復できないんです。そういうのも知らなかった時は、「自分はなんで外に出ることを継続できないんだろう」「自分から行きたいと思って行くのにダメ人間だな」と感じてたんです。でも、そういう気質なんだと知ってからは、回復期間をちゃんと設けてスケジュールの中に入れるなど、自分との向き合い方が分かるようになりました。
知らないと辛いけど、知ると楽になることってたくさんあるなって思っています。
子供の発達段階も、その行動理由を知っているのと知っていないのとでは、こっちの対応も変わってきます。そうやっていろんな見方を知ったり変えることで、違う発見があるんだとに気づくことが、子供が生まれてからもたくさんあったので、そういう学びを大事にしていきたいと思っています 。
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世界はもっと美しい、もっと楽しい。
見方を変えれば、ちょっとしたことにも発見がたくさんある。どんな状況や環境でも働くことができるということ、そして自分に合う環境は必ずある。
子供たちに向けて、知的好奇心を伸ばすためのヒントを提供したいというユミユミさんの想いは、世の中の人へのメッセージにもなっていました。
ユミユミさんの優しさと愛をとても感じる時間でした。それはSNSからも感じられるのでぜひ見たり、もし子育てや働き方で悩んでいる人がいれば、これをきっかけに自分のことを改めて知り、自分に合った環境を見直してみるのはいかがでしょうか。
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