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他人の日記
仕事がキツい。
毎朝本当に今日は起きれない、と思いながら何とか起き、せかせかと準備して家を出て、電車に乗る。1日の始まりに、今日これだけはやりたいと思うささやかな楽しみを考える。そんなに興味は無いが、ニュースを見る。興味が無いためろくに読めない。会社に着いて今日何をやる必要があるかを考えてリスト化し、1つ1つこなし始める。始業時間になると人との会話、電話、急に発生する急ぎの業務、などでリスト化した仕事は100%に近い確率で思うように進まない。日中はほぼ会議で埋まりゆっくり作業できる時間はない。会議に出て、自分なりに集中し、自分なりに考えて発言すると、話し終わらないうちに上司や先輩が発言を被せてきて否定される。やる気が失せる。昼、会議前後の移動も基本上司や先輩と仕事の話になるため気は抜けない。特に直属の上司は相性が最悪で、例えると上司がジャイアンで私がのび太、上司がライオンで私が羊、といったところ。上司からすると私の仕事の出来は物足りないだろうことが態度であからさまに分かり、私は上司が人として嫌いなため、本当に相性が悪い。
会議の合間数分の間に急いで電話したい人に電話する。一時返信のメールを返す。日中、深呼吸しているタイミングは1回も無いように思う。基本的にのんびり1人でぼーっとぐるぐる物事を考えたいたちだが、その自分を押し殺して目の前の業務と人との会話に必死に向き合っていると1日が終わる。日中はほぼ作業できないため、夜人が少なくなったオフィスでようやくゆっくり考えてやらねばならない作業とその日中さらに溜まった作業に取り掛かる。あと2時間前後で今日が終わる頃まで作業し、進捗に一喜一憂しながら帰路に着く。電車に乗りながら、親にLINEを返すことやプライベートでのタスクを思い出し、仕事ではないやらねばならぬことをこなそうとする。ふと、やっぱり今日も無力感を感じ、自分には色々なセンスが無いという絶望感を感じ、惨めさを感じたと思いながら帰る。朝考えたささやかな楽しみは何とか死守したいと思うが、その分睡眠時間は削れている。
自分が他の誰よりも自分の限界を知っている気がする。一方で他の誰よりも自分が自分の可能性を信じたいはずで、私もそうだ。今は想像できない自分に会ってみたい。でも毎日過ごせば過ごすほど、日中の自分と"本当の自分のようなもの"が分離していく感覚がする。自分がどこに向かっているのか、どこに向かいたいのか、何をしたいのか、何をすべきなのか、毎日考えているようで、本当に深く考えることはできずに日々過ぎている。
帰りの電車で思うままに書いていたらこんなに長くなった。澱みなくスラスラ書いていた。どこかに発信しようか。ツイッターはなし、インスタも会社の人がフォロワーにいるから無し。フェイスブックも絶対に違う。noteか。もう5年ぐらい使っていない気がするが、特にケアしないといけないこともないだろうからそこに投稿しよう。