体験談 | 富山県台北ビジネスサポートデスクが僕にくれたもの

富山県台北ビジネスサポートデスク
僕が台湾に来る切っ掛けになったのがこの業務で、6年経った今でも僕にとっては最も重要な業務の一つです。委託契約形式で、富山県の経済交流窓口を担当しています。

名称は長いのですが、具体的にしていることはシンプルで
1. 企業のマッチング支援
2. 商談会や展示会の開催支援
3. 視察訪問の支援
など、富山県と台湾との交流や商売のお手伝いがメインです。

なぜ、富山県が台湾でこのような役割が必要だったかというと、2012年の富山空港と桃園空港の直行便が就航に遡ります。
元々、観光交流は「立山黒部アルペンルート」という観光地のおかげで進んでおり、その甲斐あって直行便が就航することとなったのですが、就航後は観光以外の分野で台湾との交流を進めるため、現地に所謂「出先機関」を設置することとなったのです。

お陰様でこの6年間で「富山県総合デザインセンター」と「台湾デザインセンター」のMOUや「富山県薬業連合会」と台湾の「医薬工業技術発展センター」のMOUなど政府や業界団体同士の交流が進みました。中にはそこから民間交流へと更に発展しているケースもあり、今でもそのプロジェクトメンバーとして参加していることもあります。

仕事が僕にくれたもの
この仕事をしていると微力ながら地元富山に恩返しができている、と思えることが少なくなく、それが僕にとっての一番の喜びかもしれません。
また、この役割のおかげで色んな方とお会いする機会に恵まれており、それも本当に貴重な経験です。特に海外進出を考えておられる経営者層の方は熱量が高く、夢も大きいので、いつも勉強をさせて頂き、時には目標を頂くこともあります。

台湾に来た時はこの一つの業務しかありませんでしたが、お陰様で今では公的機関・民間企業共に多くの方のお手伝いをさせて頂けるようになりました。この仕事・役割への恩返しも含めて、今後も微力ながら日本と台湾との交流に貢献したいと思っています。

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