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ASD/ADHD夫@寝かしつけの課題②

「家庭内別居のルールで、これから私は息子と私の分しか作らないと伝えています。あなたが一緒に食卓囲みたいなら、ご自身で作ったらどうですかってルール、覚えてますよね?」

「いや、でも冷蔵庫に食材が…」

「寝かしつけてからスーパー行けばいいやん。20時に寝かしつけて、寝かしつけは30分やろ。まだ店開いてるやん」

「いや寝かしてけたら一緒にウトウトして、起きても気持ち悪いやろ。運転なんかできひん」

「30分くらい寝なければええやん」

「え?そんなの無理やって。」

「なら私が今日息子寝かしつけて買い出し行って、できるところを見せますよ。ただし、なに買ってきても文句言わんとって」

「えー…でも冷蔵庫の中の物かぶらせんとってな」

「それはあなたのこだわり。あなたのこだわりに合わせる気はない。前からやけど、冷蔵庫の中身や賞味期限管理されるのホンマ無理やから。っていうか、冷蔵庫かぶらせたらあかんって、からっぽちゃうやん」

「なんでなん?今日変わってっていうのがそんなに変やった?」

「私家庭内別居の約束で、あなたから受けた恨み辛みを10年かけて返すから覚悟せぇって言うたよね」

「うん」

「前は20時きっかりに息子が布団に入れないとイライラして、リビングで「買い物に出発できない!」って怒ってたやろ。全身トレーニングウェアでジムグッズ持ってるのに「ジムがメインではない!」って」

「そうかも」

「あなたは、寝かしつけをしたら買い出しに行けないと決めつけてる。それを常識のように話すことにムカついてる。」

「うーん、体質なのかもな。ごめんな」

「体質?結果あなたの認知は何も変わってない。あなたは自分を守るときに上手に言葉を紡ぐ。それがさらに腹が立つ」

「…」

「工夫せぇや。できる人もおるねん。自分ができひんだけやろ。なら、どうにかやり方ないか調べたり、目の前にいてんねんから聞けや。都合の良い解釈で立ち止まんなや」

「…」

「私が今この話をしてるのは、あなたの理論で息子に急な予定変更をさせようとしたから。自分の理論を曲げなかったあなたが、今なら怒りで周囲をコントロールしてうやむやにせず自分と向き合ってくれるかなと思って。私の言い分わかります?」

「…それは、わかる。」

「以前のあなたがいかに最低だったかも、今なら分かります?」

「そうかもしれない」

「なら買い出しはそのままお任せします。今日寝かしつけますので、あとはもうそのままで。」

父さんの顔も見ずに、息子の寝室へ上がりました。

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