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小1ASDとASD/ADHD父@約束の課題

ご飯前、息子が父に「おやつ食べていい?」と聞いている声が聞こえました。

父「いや、あー、もうご飯前やからちょっと…」

普段ならピシャッと言うのに歯切れが悪い父さん。

息子の方を見たら、ぐわっと顔を赤らめて「食べていいって言うたやん!」と、今にも爆発しそうな様子。

父「いや、昼過ぎに庭で聞かれて、家に入ってからとは言ったけど、もう晩ごはんの時間やし」

ASDの特性で、一度決まったルールを覆されることに強いストレスがかかる息子。

「テンプレみたいな状況やん。特性持ちにルールを反故するのは悪手ですよ」と助け舟を出しました。

父「いや、でも晩御飯…」

「だーいじょうぶ。ムスコくん、大変やったなぁ、決まったルールをあかんいわれたら、そらビックリして怒れてくるよな。大丈夫、食べれるから。あ、個数の話はまだかな?よっしゃ、そうか。もちろん食べて全然大丈夫なんやけど、ごはんに響くから今は一粒にしよう。食べ終わったらすぐに残り食べれるように側で預かっとくから。ええかな?」

約束が担保されると分かり落ち着いた息子。父にはシャーシャー威嚇していましたが、母にピトッとくっついてボンタンアメをひとつほおばり、「一個、約束だから」と納得してくれました。

「約束したルールは守るのが基本。先を見通して追加ルールが必要そうなら、スタート時に設定しないと。今回は親の反省として食べさせる。ただし、約束は『食べること』で『量』は決まってなかった。そこで食事量を調整する。入ったルールはキチっと守ってくれる子だから本当に助かるよ。彼の特性の強みだね。」

「そうかー」と父さんも納得した様子。

父子の行き違いの中で、試行錯誤の日々です。

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