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築いた礎

ご無沙汰しております。

2025年がすでに1ヶ月終わりました。
時間が過ぎるのは早いものですね。

今のうちにやらないといけないことや、将来の計画をしていかないとあっという間に取り残されそうな気がしてビビります。

そんなことはとりあえずどうでもいいや。

2/11に東京ドームライブを控えるあの2人が
ニューアルバム出したよ。

タイトルは「LEGION」
意味は「軍隊」、「大勢」などなど。

どんな意味合いで付けたのか気になるが、
とりあえずを曲を聴かないことには始まらん。

・中学22年生
タイトルからすると、あの曲の続きかな?笑
聴いた感じとしては、ラッパー、アーティストとしてもう行くとこまで行ったと自負してる感じ。
いや、誰も文句は言わない。当然のことだし。
「奨学金、住宅ローン一括でpay」とか「日本一は三回で 相方は世界一で」は、Creepy Nutsが言うから説得力も増す。かっけぇや。

・Doppelgänger
ドッペルゲンガーはドイツ語なんだね。
トラック自体は複雑な構成ではない感じだけど、
Rさんの声が乗ると、重みがある感じがする。
これはどういうふうに解釈すれば良いかわからなかったなー。歌詞にもある通り、「昼間の野上パパ」と「ラッパー : R-指定」がいるということを基にしてるのか、それとも他のラッパーが真似しようとも「俺はオリジナル」ということを表すのか。正解は無いかもしれないからあまり語らないことにする。

・ビリケン
こりゃ、言うまでも無いです。
Rさん、お子さんおめでとうってことです。
もう2人目いるけどね笑
これはもうみんな知ってるからこんくらいで。

・Japanese
これはタイトルのまま、日本人を題材にしているとは捉えられる。曲を聴いてみると、これは海外進出したCreepy Nutsが俺たち日本人とはこういうものだと言っていて、海外の人への紹介みたいな感じかな。個人的にこういうトラックは、ヤンパトとか低音ボイスの人にも歌ってもらいたいと感じた。
そろそろ「prod by DJ松永」見てみたいぜ。

・ちゅだい
これ初見だとマジで意味不明。
Xのコメント欄見ると、インプレゾンビが放つ言葉だった。意味はf **kっぽい。
たまにある下ネタ系は面白い。すでに全世代に知られているなかでも自分たちのスタイルを崩さないあたりがかっこいい。内容もまぁ下ネタだわ笑
聴けば聴くほど癖にはなるかもしれない。
耳が侵食されてくかもしれない。

・Bling-Bang-Bang-Born
これはもうCreepy Nuts聴かない人も知ってるだろう。なにかテーマを投げられた時、それを忠実に且つ遊び心を含めてリリックを書く力がバケモンですわ、まじで。聴いてる人にも分かるというのとリズム感や、今回でいうとみんなで踊れるダンスなど親しみやすさが付随したのがかなり大きいと感じる。
この曲は恐らくまだまだ伸びると思う。

・エマニエル
このタイトルを目にした時、なんとなく嫌な感じがした。「ちゅだい」の時と同じ何かを感じた。
予想通りだった。「エマニエル夫人」という映画がモチーフっぽい。1974年公開だが、当時では信じられないほど「性」に関して大きく取り扱った映画らしい。日本人の価値観がかなり揺さぶられたみたい。リリックにも「ニンフォマニアック」とあるがこれも同様の映画だ。
これは大声で歌って良いのか不安になる笑
「Japanese」のセルフサンプリングもあって、遊びまくってるな。

・Get Higher
個人的には本アルバムでかなりくらった。
「スポットライト」や「のびしろ」、「かつ天」みたいにここまでの人生を振り返って、自分自身を鼓舞する感じが最高。
「改札抜けたら待つ転売ヤー
シカトして数万人とGet Higher」はブチ上がる。
東京ドームに行く数万人は転売ヤーをシカトして
その場に集まった仲間たちとブチ上がりましょう。

・はらぺこあおむし
みんなが知ってる「はらぺこあおむし」がこんなところに登場するとは誰も思わなかっただろう。
偕成社(はらぺこあおむしを出版した会社)のXアカウントも反応してた。どうやら許可取りも事前にしてたみたい。Rさんの息子さんが書いたはらぺこあおむしから昔の自身の思い出に繋がるんかい。
はらぺこあおむし→紙→息子が食べる→ヤギ→Goat→R-指定って流れなのめっちゃすご。
はらぺこあおむしには似つかわしいゴリゴリHIPHOPを感じるトラックなので聴いてほしい。

・first penguin
タイトルからじゃよく分からなかった。
意味としては、「🐧の群れの中から天敵がいる海に餌を求めて飛び込む果敢なペンギン(最初の1匹)」とのこと。他のラッパーと比べて、未知な世界を歩くCreepy Nutsをまさに表現しているかのような言葉。日本の音楽って思う以上に世界に知られてるけど、HIPHOPとなるとやっぱりアメリカやイギリスのドリル等が強いから、その中でもJ-HIPHOPの第一人者が未知なる世界を切り開いてくという意味として捉えられる。

・オトノケ
これもBBBB同様、アニメの主題歌だ。
個人的にはBBBBより好きだ。オトノケもDoppelgängerもだが、Rさんのオカルト好き、怪談好きが込められてる。ラジオリスナーは分かるかもしれない。多くの人がすでにリリックを分析してるが、やっぱり「ダンダダン」の音でずっと韻を踏み続けているこの変態さが素晴らしい。

・二度寝
これはドラマの主題歌。
てか、主題歌多いなぁぁぁ。
時代の変化になかなか適応出来ない、周りと性格や趣味など様々な側面が合わない葛藤を抱く人へのメッセージが詰まっている。こういうネガティブ要素を具体的に表現出来るのは、何も取り柄が無かったCreepy Nutsだから。
今じゃもう手の届かない領域に達してしまった、憧れの存在かもしれない。

・通常回
「毎日クライマックス 最終回みたいな通常回」
このバースに全てが込められている。
いつどんな時も自分たちのスタイルは変えずに、
全力でやるだけ。確実に売れてるけど、天狗にならずに謙虚さも大事にしながら進んでいくという彼らの思いがあるように感じる。
土産話っぽいテイストがあり、好きだ。

・mart
松永さんのソロパフォーマンス。
重厚なトラックで繰り広げるDJパフォーマンス。
聴くだけでは分からないと言う人もいるかもしれないが、ライブで観たとき衝撃を受けることとなる。

「素人でも出来る」って言う人いるじゃないですか?それって何も見てない人の言うことなんですよね。あの手捌きって実は簡単では無いと思うんですよね。松永さんが簡単にこなしてるだけで。
スクラッチが1箇所ずれたり、タイミングが変わるだけでも大分聴こえ方に差があると思うんです。
ライブで1回見てから、ものを言ってください。
以上。

・LEGION
本アルバムのタイトルにも命名されている最後の曲である「LEGION」。
ここまでの曲の思い、リリックを読み取ると、
恐らく「Creepy NutsはHIPHOPではない」って言葉を吐いたやつらへのアンサーと感じた。
BBBBを機に世界的にも聴かれたし、実際海外でライブを成功させている。ここまでの道のり込みで
「お前らには出来ないだろ?」と言ってるかのようなアルバムだ。
あとは、もうラッパーとして、アーティストとして行くところまで行ったという「成り上がり」を武器である言葉で表現したと思う。
そして、「LEGION」。冒頭でも書いたが、「軍隊」、「大勢」といった意味がある。

「俺自体がCREW 俺自体がSQUAD」
「俺自体がMOB 俺自体がGROUP」
「俺自体がFAMILY であってTEAM」

このバースから1人で主演、客演、作曲、作詞等全てが出来るから「俺がLEGIONだ」という自信の表れを書いている。(多分“Creepy Nuts“を“俺“って言ってるのかとは思うが)
オートチューン使ってるのも新鮮味がある。

今回のアルバムは、
前作の「アンサンブル・プレイ」とは違って、
主観的な表現が多かった。だけどここまで成り上がったからこその世界中の人々に「Creepy Nutsとはこうだ!」と見せつける感じが良かった。
自分のことだから、リリックに説得力もあるし鮮明度、新鮮さ、人間さが内包されていた。


もうHIPHOPじゃないなんて言えないよな。
自分はCreepy Nutsの一ファンとして、彼らがHIPHOPじゃないという声は何度も聞いたし、文章でも目にしてきたし、そんなことを言う奴らに苛立ちを覚えていた。
でも、もう文句は言わせないぜ。
"何も無かった2人"がマイクとターンテーブルで
日本、世界を圧倒しているのだから。そして東京ドームでライブを開催させる。"かつて天才だった2人“は本当の"天才"に成り上がったんだから。


クソみたいなヘイターたち、改札抜けたら待ってる転売ヤーたちをシカトして、数万人の仲間とCreepy Nutsで東京ドームブチかましましょう。
そして、良い土産話を持ち帰りましょうや。

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