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まるで気づけない事

沖縄と東京の空はちょっと色とか違う気がする。
でもどっちにしろ背負ってたカバンを地面に置いて枕みたいにしたら、全てを覆うような大きな空が広がっている。
心の重荷も降ろして枕にして寝転がってみたら、大きな愛に包まれて休ませてくれる。

眠っていたらいつの間にか雲の形が変わっている。
起きてたらそれに気づけたのか、流れる時間や景色は同じはずなのに起きていないと気づけないことがたくさんある。
身体は寝ても覚めても信仰の目はいつも起こしていたいなと感じる。

そしてもう一つ気づけない事がある。
それは、ピクミンブルームの「花植え機能」

私は今、このピクミンブルームというゲームにどハマりしている。
このゲームは位置情報ゲームと呼ばれるもので、ピクミンという可愛すぎる生物と一緒に歩くゲーム。
例えば、「○○歩以上歩け」みたいなミッションを出されてクリアすると報酬があったり、歩くことでピクミンの苗を成長させて新しいピクミンをゲットしたりできる。割愛するが、他にも様々な楽しみ方ができる。

そのゲームの中に「花植え機能」というものがあり、とても重要な要素を担っている。
植えたい花を選んで花植え機能をオンにして街を歩くとハイビスカスやブーゲンビリア等、綺麗な花を植える事ができる。
ミッションで「菊を1000本植えろ」なんてミッションまであったりして、その報酬は弾むのだ。

しかし花の本数には限りがあり、家に帰って歩いてもいない時に花植え機能をオンにしたまま放置してしまう事がある。
そしてなんと、同じ場所に止まっていては花は植えられないが、時間経過と共に花は減っていく仕組みになっている。

つまりミッションもクリアできないまま花が0本になる事があるのだ!!

これをしてショックから立ち直れなくなったピクミンブルーマーは大勢いるだろう。
私はこれを3日連続とかでやってしまうのだ。自分の脳みそを疑いたくなってくる。

でもいつも感じる事がある。

気づけなかったのがゲームで良かった。
職場でのタスクじゃなくて良かった。妻の髪型が変わった事じゃなくて良かった。
恵みの瞬間じゃなくて良かった。その時じゃなくてよかった。

そう思って今日も家に花を植えまくっている。

ですから、目を覚ましていなさい。家の主人がいつ帰って来るのか、夕方なのか、夜中なのか、鶏の鳴くころなのか、明け方なのか、分からないからです。

マルコの福音書 13:35

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