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【最新版】2024年8月の知的生産のシステムについてまとめ。

知的生産のためのインプットとアウトプットの循環

私が日々接する情報源は多岐にわたります。X(旧Twitter)、Newspicks、note、YouTube、Web記事、Kindle、そして紙の書籍など、様々なメディアから情報を得ています。しかし、これらの情報を効果的に活用するには、適切な情報管理とプロセッシングが不可欠です。私は、情報管理とプロセッシングの手法として、主にNotionとScrapboxを活用しています。

この二つのツールは、異なる特性を持ち、それぞれの長所を生かした使い方ができます。

Notionは、私にとって「デジタル・キャビネット」のような存在です。整理された情報をきれいにまとめ、保存するのに最適なツールです。あるブログで「ノートをきれいに取るのが好きだった人に向いている」と書かれていましたが、まさにその通りだと感じます。

Notionは、「知的生産システムの構築方法」で学んだように、
重要な情報を転記してメモに残すのに適しています。

一方、Scrapboxは、思考をそのまま書き出すメモツールとして活用しています。「バババ」と音を立てて書くような勢いで、アイデアや思考をどんどん書き出していけます。

Scrapboxの魅力は、思考の連鎖を可視化できる点にあります。「あれとこれがつながっていて…」「あれも似ているな…」「そういえばあれもあったな…」といった、ゆるやかなつながりが広がっていく様子は、まさに脳内の思考プロセスが可視化されているような感覚です。

※新たなNotionやScrapboxに並ぶプロセッシングツールがある。
それはNotebookLMである。Googleが開発した、Gemini 1.5 Pro搭載のNote Taking AppでAIがあらゆるナレッジを理解・要約・解説して、人間が新しいアイディアを創造することをサポートしてくれる、AI時代の画期的なノートアプリ。 また、洞察を得ることをサポートする目的で作られている。


これらのツールを使って整理した情報は、最終的にアウトプットとして発信されます。私のアウトプット方法は、主に以下の通りです。

①X(旧Twitter)小さな単位でアウトプットすることで、負荷を減らします。これは「出世魚理論」と呼んでいる方法です。小さな魚が少しずつ成長して大きな魚になるように、小さなアウトプットが積み重なって大きな成果につながるのです。

竹村俊助(2020) @tshun423 『書くのがしんどい』CHAPTER5より引用

②Newspicksのピックとコメント:これらは、新しい企画を考える際、アイデアの種となることが多いです。定期的にコメントと記事を見直すことで、新たな発想が生まれます。

③note:Xでの日々の小さなアウトプットは時に混沌としていますが、それらを体系的にまとめてnoteで発信します。これは一種の「デジタル日記」のような役割を果たします。

✓情報を編集してアウトプットを出す習慣が身につく。
(例)
①自分のアイデアを付け加えて発信する
②要約をしてわかりやすく発信する
③他の情報と付け加え、新しい付加価値(概念)をつくる

さらに、著書「セカンドブレイン」で提唱している「CODEの法則」を当てはめると、この知的生産プロセスは次のように整理できます

Capture(捕捉):X、note、Newspicks、YouTube、Web記事、Kindle、書籍本などから情報を集めます。心に響いたものを「いいね」や「保存」して、後で見返せるようにすることが重要です。

Organize(整理):NotionやScrapboxを活用して情報を管理します。目的は「後に見返せる検索システムを構築する」ことです。これにより「忘却」を促進させ、物事を一般化・抽象化することで脳のメモリを増やし、創造性を高めることができます。


Distill(抽出):情報の結びつきを確認できるScrapboxと、きれいにまとめて保存するNotionを使い分けて、重要な情報を抽出します。

Express(表現):最終的にはnoteなどで知識を体系化し、発表します。ここでは知識や知恵を実行可能なものに落とし込み、再現性を高めることが重要です。


この循環を維持することで、常に新しい知識を吸収し、それを自分の言葉で表現し、さらに深い理解へとつなげていくことができます。これこそが、現代の知的生産者に求められる能力なのです。


参考文献


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