人間と自然と廃棄物。
社会では、大量生産、大量消費が続いており、廃棄物の処理は大きな課題です。しかしながら、自然界はすべてが循環し、無駄がない仕組みが存在します。
私たち人間は、自然の仕組みから学び、廃棄物を減らし、生み出すものすべてに再利用する方法を持たなくてはなりません。これは持続可能な未来を築くための重要なステップです。
今回は自然界における排泄物(廃棄物)の役割とその意義について考えてみたいと思います。
自然界の排泄物とは?
自然界で言う「排泄物」は、動物が消化を終えた後に排出するものだけでなく、植物が落とす葉や枯れた枝、昆虫の殻なども含まれます。これらは一見すると利用用途の無い物のように見えるかもしれませんが、実際には次の生命にとって非常に重要な役割を果たす要素となります。
例えば、動物の糞は微生物や昆虫によって分解処理され、最終的には土壌の栄養分となります。これにより植物が成長し、その植物を食べる動物が栄養を得て、生態系全体が循環します。
植物は季節ごとに葉を落としますが、この落葉も重要な循環プロセスの一環です。落ち葉は地面で分解され土壌に有機物を供給し、土の栄養分を高めます。
また、森の床に堆積した落葉は水分を保持し、土壌の湿度を維持する役割も果たしています。
こうした一連の流れは、自然のバランスを保ち、生命を維持するために欠かせないものです。こうしたプロセスが森林の生態系を支える基盤となっています。
自然界に廃棄物がない理由はつまりこれ
自然界では、すべての生物が何らかの形で別の生命に影響を与え、資源を再利用します。これを支える仕組みが、分解者(微生物や昆虫など)です。分解者は、動物の排泄物や植物の枯れた部分を分解し、無機物に変換して土壌に戻します。この過程が、生態系の循環を可能にし、廃棄物が「再生資源」として次の生命活動に利用されるのです。
今すぐにできる循環型社会へのヒント
廃棄物を「無駄なもの」として捉えるのではなく、次の利用可能な資源として考えて下さい。
正しくゴミ出しするだけでもあなたは環境改善に向けた活動に貢献できています。
あなたのゴミ分別の意識が環境改善への推進力です。
さいごに
日々の生活を楽しむことを決して忘れないで下さい。
i am mountainは、木材の端材を活かし作品を制作することで新たな価値を生み出します。また、私たちは自然界の循環の法則に沿った作品の一例を示し、持続可能な環境づくりに貢献します。