卓球メーカーの特注ユニフォーム
埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!!
今回は、特注ユニフォームの作成ができる卓球メーカーをご紹介したいと思います。
特注ユニフォームといえば、強豪校やクラブチームが揃えて着用してるイメージだと思いますが、近年では中学校や高校などでも着用が増えています。
その理由として、卓球メーカーのユニフォームは長いもので3年、短いもので半年程度でモデルチェンジ(廃盤)になります。
そのため、学校のチームとしてユニフォームを揃える際に学年によって種類が変わってしまい団体戦ではチーム内でバラバラのユニフォームを着用して出場するケースが多々あります。
中学校の大会(団体戦)で地区予選は各学年バラバラのユニフォームでの出場は許可されていても県大会に出場すると、学年に関係なくチームで同じユニフォームを着用する必要があり、ユニフォームを揃えなおす場合もあります。
しかし、先ほど説明したように卓球メーカーでは長くても3年で廃盤になるため継続的に同じユニフォームを揃えることができません。
そうした背景もあり、継続的に揃えることのできる特注ユニフォームの需要が増えています。
また、一昔前と比べて特注ユニフォームを作成できるメーカーが増えたこと、デザインを1から考えるのではなくあらかじめ決められたデザインに配色をするだけで簡単に作成ができるようになっていることも需要が増えている要因の一つだと思います。
それでは、特注ユニフォームの作成ができる卓球メーカーをご紹介したいと思います。
【VICTAS】
「EZカスタム」は、あらかじめ決められたデザインに配色をしていくタイプの特注ユニフォームです。
シャツは6種類(男女兼用5種類/レディース1種類)、パンツは2種類(男女兼用)の中から選ぶことができ、シャツやパンツのデザイン自体は現在VICTASで販売しているものと同じになります。
ただ、VICTAS好きな方は通常販売されてるデザインのユニフォームを他の人とは違う配色で着用することができます。
オリジナルユニフォームっぽくないと思われる方には、自分の手でデザインを書き込んで一から作成することができる完全オリジナルユニフォームもあります。
なので、VICTASでは簡単にオリジナルユニフォームの製作ができるものと個性をフルに生かした完全オリジナルユニフォームの2種類から選ぶことができます。
【ニッタク】
ニッタクの特注ユニフォーム「SABOS」ではフリーデザインで製作できるゲームシャツが「SABOSゲームシャツⅠ(日本製)」と「SABOSゲームシャツⅡ(中国製)」、決まったデザインに配色をする「SABOSゲームシャツⅢ」の3種類。
ゲームパンツはフリーデザインで製作ができる「SABOSゲームパンツⅠ」と決まったデザインに配色をする「SABOSゲームパンツⅢ」の2種類があります。
フリーデザインで製作ができるゲームシャツの「ゲームシャツⅠ」と「ゲームシャツⅡ」では生産国が異なるだけではなく「価格」「生地」「納期」も異なります。
カラーカスタムの「SABOSゲームシャツⅢ」は8種類(男女兼用5種類/レディース用3種類)、「SABOSゲームパンツⅢ」は2種類(どちらも男女兼用)から選ぶことができます。
また、「SABOS」のサイズは、兼用がJ130~6XO、レディースはSS~6XOと幅広い展開も魅力となっています。
【ヤサカ】
ヤサカの「EGユニフォームⅡ」は、あらかじめ決められた3つのスタイル(襟あり男女兼用、襟なし男女兼用、襟なしレディース用)を選び、さらにその中の3種類のデザインから一つを選んで、「柄」や「色」を配色をしていく特注ユニフォームです。
「EGパンツⅡ」は男女兼用の2種類から選んで配色を行います。
配色に使える柄や色の数も多く作成も簡単で、個性を活かした特注ユニフォームがの作成ができます。
さらにヤサカの特注ユニフォームは新規でも追加でも、なんと1枚からオーダーが可能です。
他メーカーの特注ユニフォームは新規注文の場合、5枚からの所が多い中で1枚から作成ができるのはかなり嬉しいポイントだと思います。
【ミズノ】
ミズノの特注ユニフォームは「デザインプリントオーダー プラス」と「デザインプリントオーダー スタンダード」の2種類から選んで製作することができます。
それぞれ、「価格」や「ユニフォームのデザイン数」「配色に使用する色や柄」「生地」「納期」などが異なります。
特に、「デザインプリントオーダー プラス」で使用できる「柄」は「千鳥」「ゼブラ」「カモフラージュ」「杢」「ダイバシティーグラフィック」など人気のある11種類の柄から選ぶことができます。
また、レディース用のスカートを製作することも可能です。
ちなみに、今年行われた全日本卓球選手権大会では、ミズノの契約選手が自分で作成したオリジナルユニフォームを着用して出場するなど、話題にもなりました。
【ドニック】
ドイツの卓球メーカー「ドニック」の日本総代理店である「ドニックジャパン」のオリジナルユニフォームです。
海外メーカー(特にヨーロッパ)のユニフォームのサイズは日本サイズよりも1~1.5ほど大きく作られているものが多いのですが、ドニックの特注ユニフォームは国内生産で日本サイズということもあり、安心して注文することができます。
また、ミニチュアサンプル(カラープリント)とよばれるデータの仕上げ絵を実際の生地に印刷したものがあり、¥1,200(税抜)と有料サービスにはなりますが、画面上やプリンターによってカラーの出方が変わるため作成時に近い色も印刷することが可能で、出来上がり具合を事前に確認することができる嬉しいサービスです。
【JUIC】
JUICの特注ユニフォームの作成は、自分で作成したAIデータでの入稿もしくは、大まかなイメージをメーカー側に伝えてデザインを考えてもらう方法です。
ウエアのパターン(形)は男女兼用で13種類、レディース用で10種類とかなり豊富なパターンから選ぶことがで、パンツは男女兼用とレディース用が共に1種類です。
さらに、ウエアとパンツに使用する生地も選ぶことができます。
他のメーカーでは生産国や金額によって生地が変わることもありますが、同じ価格で生産国も変わらず生地を選べます。
ウエアに使用できる生地は2種類、パンツに使用できる生地は3種類あります。
また、JUICでは近年人気が高くなってきているTシャツタイプのユニフォームの特注(2種類)もできます。
Tシャツタイプのユニフォームは、ユニフォームっぽさが苦手な人やもっとカジュアルなウエアで試合に出たい人に人気があり、価格帯も低いことが魅力になっています。
【バタフライ】【スティガ】
バタフライとスティガでは、特注ユニフォームの取り扱いをカタログやホームページには掲載していませんが、作成することができます。
どちらのメーカーも完全オリジナルの特注ユニフォームで、手書きのデザイン案または大まかなイメージを伝えてメーカーにデザインを作成してもらうパターンと、自分で完全データを作成して提出するパターンがあります。
スティガではドニックと同様に、ミニチュアサンプル(カラープリント)のサービスも行っています。
もっと詳しく知りたい方は近くの卓球ショップにお尋ね下さい。
ということで今回は、特注ユニフォームの作成ができる卓球メーカーのご紹介でした。
特注ユニフォームの作成を考えている方は参考にしていただけると嬉しいです。
特注ユニフォームの作成を考えていない方でも、各メーカーの作成ページで試しに配色をしてみるだけでも楽しいのでぜひ試してみて下さい。
自分のセンスが問われるかもしれません(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。