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vol.2 『ママの私』と『ママじゃない私』

そもそも、自分を見失う前の自分がどういう人間だったかというと。
ある企業で新卒以来、2回異動を経験しながら、常に高いモチベーションで9年間(当時)働き続けていた。1回も会社を辞めようかとか、迷ったこともなかった。

その原動力になった思いは様々だが、段階を経ると↓
「同期に負けないように、誰よりも努力しなければ」(優秀な同期の中での劣等感)
「本社でなく支店発のビジネスを打ち立てて全社に展開しよう」(希望した本社に行けず支店配属に)
「自社のために新ビジネスを成功させなければ」(念願の新規事業開発に着任)
・・・こんな感じで、(意気込みだけは)常に自分を突き動かすものがある状態だった。

自分自身も、仕事や会社に慣れてきた25歳頃からはノリノリで仕事が本当に楽しかったし、ZARAとかアーバンリサーチとかのキレイめオフィスカジュアルを身に着け、可愛いネイルをして、高いヒールで汗をたらしながらガツガツ歩いていた。
「飲み会や遊びに声かけられたら断わらない」が信条で、仕事だけでなく同期先輩後輩や職場の方たちとの交流も本当に楽しんでいた。
(当時近くにいた人は、ちょっと調子に乗った感じの当時の私を思い出すかもしれない笑)

自分迷子になった私からすると、このときの私が「全盛期」で、今の自分とはかけ離れている。仕事で何をめざしたいのかわからないし、そもそも当たり前だけど自分だけの身ではないので仕事に100%集中しきれない。保守的になってしまい、フットワークも重い。ネイルも落として服装や髪型は二の次。
32歳前後の私は、以前に戻ることが、自分を取り戻すことだった。

言ってみれば、『ママの私』と『ママじゃない私』がいて、今の『ママの私』は違う!本来の私ではない!というやるせなさが、出産・復職してから常にあった。
環境のせいにして、正直転職に腰を上げようともしたが、そもそも仕事で、人生で「何をめざしたいのかわからない」ので結局動けなかった。結婚して可愛い男の子も生まれ、仕事も続けられて有難いと思うのに、目の前の道が見えないような、霧がかかった状態だった。

#自分迷子 #自分軸 #ワーママ #ママの私とママじゃない私 #わたしを知る #自分を知る #ジャーナリング

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