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コントが始まるが終わる
今クール一番好きだったドラマ。
冒頭のコントから見事な伏線回収で終わる脚本術もさることながら、役者の喜怒哀楽の掛け合いを毎週楽しんでいた(^∀^) コントトリオの解散をきっかけに若者達がシンプルに怒ったり笑ったり泣いたりしているのは久しぶりに新鮮だった。
このドラマを見て倉本聰の「チック」の話を思い出す。
僕は、ラジオドラマから始まって、その後、映画の脚本を書いていました。東映という映画会社に、マキノ光雄さんというプロデューサーがいました。このマキノさんが、ある人のシナリオを読んで『このシナリオには、ドラマがあるが"チック"がねぇ…』と言ったそうです。ドラマチックの"ドラマ"と"チック"…この違いは何だろうと考えたんですね。それで"ドラマ"というのは物語を引っ張っていく話の筋で、一方の"チック"は、そこに付随する"部分的なエモーショナルなモノ"ではないか…と。テレビは"ドラマ"よりも、むしろ"チック"が大切なんじゃないかと思っているんです。
確かに自分がテレビに求めているものはこの"チック"なのかもしれない。ストーリーよりも人間の複雑な感情を噛み締めたい。人間関係が希薄になった今を照らす希望の光。ずっと続いてほしかった(。>д<。)
コントが始まるが終わる。チックショー(๑`^´๑)