ロイター通信社とジャパンタイムズ
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今回は国立国会図書館デジタルコレクションのジャパンタイムス小史より「ロイテル電報とタイムス」を現代語調にします。注釈などに誤りがあるかもしれませんので、ご了承ください。
学問・思想・宗教などについて触れていても、私自身がそれらを正しいと考えているわけではありません。
序文
ロイター通信社の翻訳を一手に引き受けたジャパンタイムズはその翻訳記事を諸新聞に分配することで収益を得ることになりましたが、このようなシステムが構築された背後には福沢諭吉の存在が大きいものでした。
世界各地のニュースが、瞬時に届き、しかも翻訳の労もほとんどかからなくなった現代日本においても、日本のテレビ・新聞・ラジオといった媒体でのロイター通信社の位置づけは大きなものになっており、ロイター通信社は正確なニュースと共に、日本国民に対して、イデオロギーを刷り込むことに成功しているのではないかと、私個人は考えています。
かつて福沢諭吉や頭本元貞らが築き上げた報道の体系を、私たちは大胆にも脱ぎ捨てて新しいシステムを開拓できるにも関わらずそうしないのはなぜでしょうか。
日本の報道の在り方を考えさせられる、日本の世界のニュースとの付き合いが始まった初期の歴史について触れられたジャパンタイムス小史の一部を見てみましょう。
ロイター通信とジャパンタイムズ
感想
当時のヨーロッパはフランスのアヴァス、イギリスのロイター、ドイツのヴォルフがトラストを形成し、ヨーロッパ各地の報道をほぼ独占していました。世界で起こっている事件や重要な出来事に彼らは彼らにとって望ましい解釈を付けて、ヨーロッパのみならず世界中の人々にその情報を与えることができました。
それはある意味でジャーナリズムだったのかもしれませんし、別の意味でいいますとプロパガンダの形成だったのかもしれませんが、いずれにせよ、彼らによる情報ネットワークの独占は長く続き、戦後もアヴァスの後継企業AFP通信、そして現在のトムソンロイター、アメリカのAP通信などが、情報ネットワークの根幹部分を支えている、もしくは掌握しています。情報革命によりインターネットで世界中の個人がつながった21世紀になってもこのような企業が、大きな役割を果たしているということに異論はないでしょう。
ポール・ロイターやベルンハルト・ヴォルフはフリーメイソン結社員であったようですが、おそらくアヴァスもフリーメイソンの影響を強く受けているものと思います。またこれら三社の創業者はみなユダヤ人であり、現在のメディアがユダヤ系企業によって占拠されているということも、日本人はよくよく頭に入れておかなければならないと思います。
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最後に
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