オホーツクのアナウンサーの日記(2024年7月13日)
7月13日(土) 薄曇り
三度寝して危うく取り返しのつかない寝坊になるところだった。寝坊自体はしたがなんとかなる程度の寝坊だった。
今週も土曜の生放送担当。この春から、3人が週替りでランダムに2人組となり出演することになっている(つまり組み合わせは3通りある)。このところ、3人のうち1人は別の活動が立て込んでいたため、私と上司の同じ組み合わせで4週連続となっていた。
私は、
金曜の3時間生放送を1年間、1人でしゃべり、
そこから、オペレーションも含めすべて1人で行うようになってから3か月。
上司は、
月〜木の30分番組をすべて1人で担当して1年以上(2年か?)経っていた。そのほかの長時間番組はずっと2人以上で担当してきたが、そのうちの1つがこの夏から上司の1人担当となっていた。
1人語りといっても、事務所に人はいるし、ガラス張りのスタジオの外にはカフェでくつろぐお客さんもいるし、ラジオの前に聴取者がいるから、本当は1人ではない。
でもやっぱり、スタジオで誰かと話すのは、変化が出ておもしろい。議論が深まったり、逆に2人いても深まらないことが可笑しかったり、とぼけ役と指摘役がその都度交代したり、話題が思いも寄らないところへ転がったりする。思いも寄らない返答が飛んでくることもあるから、思考と言葉と音声表現が追いつかないこともある。会話の「間」は、1人語りのときより繊細かもしれない。
でも、それらすべてひっくるめて、2人語りは、緊張感があっておもしろい。
来週の土曜は、久しぶりに私の出番ではない。
どんな2人語りになるのだろう。
そして、さりげなく情報解禁した8月3日。
一体どんな2人語りになるのか、まったく見当がつかない。期待と不安がきっちり半分ずつ。
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北海道の東側、道東のオホーツク海側でアナウンサーをしている、伊藤ゆりかです。東京の50分の1の人数が、東京の5倍の面積に住んでいるという「隣人までの距離が遠い」この地域で、「あなたの隣のアナウンサー」を名乗って生きています
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