オホーツクのアナウンサーの日記(2024年7月19日)

7月19日(金) 晴れ 雨

どの仕事も等しくありがたく、同じように大切に務めているが、きょうの仕事は思い入れがある。2020年にフリーになる前、公共放送を辞めて会社員だったころから務めている、とても思い入れのある夏祭りだ。
進行役の立ち位置は、いつも特等席だ。1,000人以上いるその空間で、ただひとり私だけが見ることのできる光景。毎回感動している。でも仕事だから、感情移入はある程度に収める必要がある。進行役は、寄り添いの心と俯瞰の視点のバランスが優れている人が良い仕事をすると思う。

きょうは、これまでの進行役の仕事としては、最悪の出来になってしまった。どれだけ良かったと言ってもらえたとしても、「あれ」だけは、やってはいけない。「それ」をした瞬間、問答無用でマイナス10,000点だ。

あすは、プラス10,095点を目指す。

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北海道の東側、道東のオホーツク海側でアナウンサーをしている、伊藤ゆりかです。東京の50分の1の人数が、東京の5倍の面積に住んでいるという「隣人までの距離が遠い」この地域で、「あなたの隣のアナウンサー」を名乗って生きています。

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