オホーツクのアナウンサーの日記(2024年5月12日)

5月12日 たぶん晴れ

昨夜はずいぶん楽しくて、でも帰宅すると急速に力がなくなって、化粧を落とさずに寝ていた。まあよくあることではあるのだが。

7時と、日曜にしては早起きしたかったが、10分寝坊した。見たいテレビ番組があったのだ。
何も考えていないような行動や発言と、ひょうひょうとした行動や発言とは、まったく異なる。16:9サイズの薄い箱の中で笑う彼は、本当はどちらなのだろう。どちらでもあり、どちらでもないのかもしれない。

狭い簡易作業机に、新顔。これからこれらと一緒にどんな未来を描けるか。描こうか。でもいまは、未来のことより目の前の説明書が重大だった。説明書は画面ではなく紙で読みたいと強く思った。

競馬中継を見た。一時期、自分なりに熱心に予想していた。また予想したいが、そこまで熱意を注ぐ体力がいまの私にはない。大きく投票しなかったおかげで生涯収支は数千円のマイナスで済んでいる。ゼロにしなければとも思っていない。勝馬投票券は20歳から。競馬は適度に楽しむ大人の遊びです。

きょうは家から一歩も出なかった。
玄関にさえ行かなかった。
まあよくあることではあるのだが。

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北海道の東側、道東のオホーツク海側でアナウンサーをしている、伊藤ゆりかです。東京の50分の1の人数が、東京の5倍の面積に住んでいるという「隣人までの距離が遠い」この地域で、「あなたの隣のアナウンサー」を名乗って生きています。

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