21.5弾語り
作者はかく語りき。
どうも、そう言ってみたかっただけのむし。です。さてさて先日21.5弾となる『弾幕学園祭』を公開した訳ですが、これまで出してきた小数点弾とは一味も二味も違う作品となっております。膨大な作業量に公開できた喜びもひとしお。
それでは早速参りましょう。語るといえども簡潔に、レッツゴー!
※注意 : この記事には21.5弾のネタバレを大量に含みます。先に21.5弾を読んでからこの記事を読むことをおすすめします。
↓弾幕学園祭はこちらから
それでは準備はよろしいでしょうか、いざ出航!
21.5弾ができるまで
実を言いますと、普段通りの予定ならば小数点弾はいつも通りのものになる予定でした。いつも通りって言うと三弾分のキャラが再登場確定するやつです。ですが、今回はそれが少しばかり難しいかった。だって十九弾は脳筋の国だし死天使共だし、二〇弾は色々と大変なことになってたし、まともなやつが二十一弾くらいしかありません。ではどうしようかと悩んでいる時、イモートがこんな妄想をしておりました(イモートは前作にて藍染星介くんのキャラデザから設定まで色々と考えて下さった方です)。星介くんは植物状態になる前は高校生で、こんな二人の友達もいて、仲良くわちゃわちゃしてほしい(概略)、と。私もその妄想がすごく大好きだったので、これをヒントに「じゃあ学祭開かない?」となったのが始まりです。執筆中も学祭の設計やら参加メンバーに関する妄想やらでイモートとワイワイ語り合いながら制作をすすめておりました。今作はある意味、私とイモートの共同制作とも言えるでしょう。なにせ、あの三人のセリフや設定はイモート完全監修なんですもの。
それに、今作品は私のある無念を晴らす為にも重要でありました。それは、映奈達の大学生活が書きたい!という妄想に基づいてキャラデザした方々を中々出せずにいたことです。だって暇がなかったんだもん。そこで、彼らを学祭に招待することにしました。お次はそんな奴らを含むキャラクター達について語っていきましょう!
キャラ語り
キャラ語りコーナーですわよ〜
作者が書いてて一番楽しい部分ktktー!!!というノリは置いといて早速かるーく語りましょうぜぇ
※とはいっても今回は語るというより、キャラ達について言いたい事言いまくるだけって感じです
・葉告映奈、田御坂千恵、穂竹優葉
この三人は毎度お馴染み学生共ですわねー。三人は晴れて大学生になれたようです。本当は三人の受験から入学、その後のキャンパスライフなんかを書いた小話的なものを書きたかったんだけど時間がなさ過ぎて結局やらずに終わっちゃった。どうにかして大学生になっても変わらぬ三人を書きたいというのもあり、今回念願叶って嬉しい気持ちです。
・雲手玉女、ルイッシャード・モードエ
今回この二人はスタッフとして登場です。お二人の学生時代の制服、中々似合っています。玉女さんのものはひと昔前の制服を調べ、それをベースにデザインしました。髪型も少しおとなしめになっています。ルイくんは学ランです。これから紹介する方々の制服に完全なる学ランがいなかったので、ルイくんに着せました。ちなみにあれは夢遊町の学校のものです。
・藍染星介、飯田健、髙橋悠生
お次は現役高校生の三人!こちらは全員、イモートプレゼンツとなっております!感謝感謝。飯田と髙橋は元々星介くんのすこやか高校ライフの妄想に出てきたモブAモブBみたいな脇役だったのですが、表舞台に引きずり出しちゃいました。だって個性がつよいんだもの、というかおまえら三人なかよくわちゃわちゃしやがれ。
星介くんはお花が全てさっぱり抜け落ちた状態での参戦です。しかし足は以前植物と同化していたため二足歩行に慣れず、リハビリ中です。なんて事してくれてんだ葦直。それに学校にはほぼ一年ぶりの復帰なので、休んでいる(山荘にいた)間の成績はまっしろ。なんて事してくれてんだ葦直。星介くんには元気に生きてほしいけど、それはそれとして葦直は少し反省したほうがいい。
飯田くんは異・初の丸刈り頭キャラですね!今まで丸坊主やちょっぴり刈り上げはいたけど丸刈りくんは初めてよ〜ん。そして彼はこう見えても野球部の部長でありエース。ちょっぴりサムいくらいのユーモアとスポーツに対する万能さを併せ持つなんだかすごいやつ。しかし勉強は苦手。彼はまだ能力ははっきりしていませんが、どうやら速度関連の素質があるようです。もし余裕があって弾幕絵が描けたらざびえるちゃんも登場させたかったけど、気力が持ちませんでした。原画はあるんだけどね。お邪魔攻撃はクソ早い自機狙いボール、ボスアタックはざびえるちゃんビームであれ。
髙橋くんは異・初のマッシュヘア!おんなじような髪型の奴過去にいたけど(Mr.バックドア)、ちゃんとしたマッシュは初めてだよ!彼は夜行性のゲーマーです。ネットやゲームには詳しいし勉強はそこそこ、しかし運動能力は底辺な奴。本当に三人とも個性が強いな。あいちゃんがゲームの推しに似ているので、あいちゃんが高校に遊びに来る旅に「ぎょっ」てなってほしい。彼の弾幕スタイルはとにかくヨコから邪魔するスタイルです。お邪魔攻撃は○コニコ動画のコメントみたいなやつであれ。ボスアタックはインベーダーゲームであれ。
・三枝元、佐々城睦美、高塚愛紗
さてこの三人は映奈達のキャンパスライフを書こうと思った時にデザインしたキャラ達です。彼らをどうにか作品に出したくて、学園祭に誘っちゃいました。
元くんは元優等生のまじめな子です。陽キャ寄り優等生。学校の中では優等生でも、将来の夢や展望はない、目標もない、なんとなく生きている、そんな人です。創作を抜いた私みたいじゃないか。でも大学にもなって将来ああなりたいって決まってない人なんてぎょうさんいるとセンセに教わったので、きっと多分彼も大丈夫です。気にしすぎ。三人の中ではしっかりしたまとめ役ポジションです。あの睦美をまともに相手できるのは現状彼しかいないと思っている。あと君観察力ありすぎて逆に怖いよ。嘘が通用しないもん。
睦美さんは…変質者です。ハイ。元々死体愛好家を目指してデザインしていたのですが、本編ではギリギリ未遂に終わりました。そのくらいが丁度いい。個人的に彼が半袖(ちゃんと言うなら長袖をまくっている)シャツを着てるのポイント高いと思うんですよ。え?そんなこと聞いてないって?るっせー!さて彼は気配を消すのが得意なようです。それを生かして自機時には弾とおじゃま虫以外の当たり判定がありません。強化お邪魔攻撃は自機の少し手前を狙った悪質な攻撃をして欲しい。
愛紗さんは分かりやすく言っちゃうと宗教二世です。神を信じれば救われるという教えを頑なに信じて譲らない奴。一歩道を踏み外せば宗教勧誘の人になりかねないので危ない。しかし彼女の場合、信じる力をそのまま武器にできちゃったので未来は明るいと思われます。彼女は能力の素質が無いと言われていますが、これは〜の力の持ち主と称されるような特別な力の素質が無いという意味であり、現代社会でも通じるような「能力」のことではありません。でもどこぞの映奈ちゃんみたいに急にモリモリ〜って湧いてくる可能性もあります。湧いてくるといいね。そういや彼女は全ての自機の中で一番火力が高いです。あの十字架鈍器だよ絶対。
・天野翠子、古谷凪沙、照未由逢
この三人は高校では一緒だったけど大学が別々になったグループです。学園祭に翠子ちゃんを出すにあたって、他の二人は即興で作りました。
翠子ちゃんは以前書いた飛鳥創作でちょこっと出てきた子ですね。みんな覚えてたかな?今でも太子達を探して奮闘中。太子達の行った大学を突き止め入学したはいいものの、そこからの形跡が途絶えているような感じです。学園祭を通じて、今後につながる収穫が得られるといいね。
凪沙ちゃんはこんな奴描いてみたい!って欲に忠実にデザインしました。髪型はGWTの凛子さんにヒントを得ております。あと彼女二重なの!ピアスもバチバチに開けてるしパンクでクールな雰囲気ですね。突発的に作ったので彼女の来歴を考えるのが大変でした。コンセプトも決まってないのに見切り発車すると大変ですね。うん。あと学ランかっこいいね。何かと孤高になりがちの彼女ですが、もっと友達とかクラスメートとか頼れるようになれたらいいねぇ。
由逢ちゃんも突発的にこんな奴描いてみてぇ〜ってのに忠実に描きました。そしたらなんか重要人物もどきになっちゃいました。彼女の父は外界のお偉いさんだし後述のAIE制作プロジェクトの生みの親だし。なかなか一癖も二癖もある子に仕上がったのではないでしょうか。負けた時の顔めっちゃお気に入り。というかモブ目なのよあなた。父も母もモブ目じゃないよ?なんでこうなった。
・奥原あい、AIE
さてさて、あいさんです。なんか急に出てきてびっくりしたのではないでしょうか。私は個人的にあいちゃんと呼んでいますが、この子は無性別です。あいちゃんだけじゃなくAIEさんも無性別です。法治律界のオートマタとは違う、れっきとした人工知能単体でございます。実体を持たないので電子空間を作れば壁抜けも可能。能力は不明というか自ら学習していくのでまだ能力と言えるものはなさそうです。能力というかスキル。AIEさんは今回変装スキルを学んだものの、ちょっとトンチンカンになってしまいましたね。でもなかなか似合ってます。スカートの下にジャージを履くの、やってみたいなとは思っていましたが、そもそも私制服スカートじゃなかったなぁ…
曲語り
さて今作では三曲ほど新曲ができました。そこまで語れることはありませんが、それぞれの曲についてかるーく語ります
・玉女さんの曲は、12.5弾のものとは完全に別物にしようと思って作りました。12.5弾の曲は作っていないけどね。本来のバリバリ格闘家っぽい印象とは違うものを作りたくて、かつ二胡や琴叙を生かした曲を作りたいなと思ったのであんな感じの曲になりました。二胡やコーラスの使い方は完全に某方19弾のあの曲とあの曲に影響を受けています。
《玉女さんの曲はこちら》
・ルイくんの曲は彼個人の曲でもありつつ、別の曲アレンジでもあるような曲を目指しました。某方の対戦型STGといえば既存曲のアレンジが絶対あるでしょ!ってのがありまして。それを作ってみたかったのです。アレンジする曲として選んだのは異時空並びに夢遊史記第壱弾より、向こう岸の外世界です。この曲を現在の外界のイメージでアレンジし、そこに彼の要素をエッセンスとして加えたような曲になりました。
《ルイくんの曲はこちら》
・AIEさんの曲は突発的に生まれました。ガレバンにボイスパックみたいたのが追加されまして、それで遊んでいたら「この素材でもっといい曲つくれるんじゃ?」と思い立って作り始めました。Aメロの変な声が織りなすメロディーやBメロの生意気そうな声、B→サビ前の溜めに移行する時に流れる声もボイスパックのものです。でも使い所難しいね、あれ。ですがこの曲、個人的に中々気に入っております。
《AIEさんの曲はこちら》
おわりに
うーむ、こんな感じかなぁ。今回はちょっと語りが淡白になってしまいましたが、その分やりたい事伝えたいこと全てはあの作品に込めることができたということです(ってことにしといて)。
さて次の二十二弾からはまたいつも通りの作風に戻ります。いつも通りというか、六面+EXのやつね。次回はどうなるのでしょうか、現在ウッキウキで制作中です。少し情報を小出しにすると、天からお金が降ってくるらしいです。
それではまた〜
2023.11.18.むし。