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二〇弾の話とか色々
どうも、こんにちは。むし。です。今回は二〇弾の事をちょこっと語ったり、今後の動向をちょこっと話したりできたらいいなと思っております。
それでは早速話し始めましょ〜
と、その前に。この記事は二〇弾のネタバレ100%で進行致します。もしネタバレいやーな方は、一度読んでから読む事をお勧めいたします。
二〇弾はこちら
https://privatter.net/p/10083297
それでは、レッツゴ〜!
二〇弾の話
整数弾20作品目という区切り
異・シリーズももう二〇弾目ですって。長かったようで短かったようで。二〇弾という大きな区切りを迎えるので、これまでの伏線などを一度まっさらにしたいなと考えました。異・シリーズ内で回収できる伏線を全て回収するのです。これまでの神々関連のゴタゴタに一度終止符を打ちたかったというのが一番の目的なのですが。
第零弾の話
第零弾というか、退治屋関連の話をここで。退治屋というか、三時と限以前の異変解決者の存在をどこかで出そうとは考えていました。でも今までは出番が無かったんだよなぁ。隠居してるし。でも、こいつを本編に出そうと決意したのが十5弾、八矢さんの存在です。八矢さんのご友人は妖怪退治の名目で殺されている、それが退治屋によるものだとしたら…と、繋がってしまったのです。
退治屋を出すなら、と現役時代のバックグラウンドをどこかにねじ込みたくなり、第零弾を作る事にしました。彼が最初に解決した異変、鏡面異変を題材に、淡々と解決していく様子を淡々と描写しました。さて、なぜこの異変を描写する事になったのか。それは二十弾のストーリーに関係がありまして…
三時&限ルート
朝起きたら、鏡の自分が意思を持ち喋った。こんな事が起きたらたまったものではありません。三時&限ルートでは、再度起きてしまった鏡面異変の解決を軸に話が進みます。鏡から抜け出した鏡像(鏡の住人とも)を捕まえ、消滅させて欲しい。しかしこれは現段階の三時達では無理難題だったのです。
・鏡像の話
第九弾で触れた通り、鏡の中は本能こそが全て。鏡像達は鏡に映る人妖達の本性を投影している。ちなみに鏡像達は「左右が反転している」「目の色が反転している」という特徴を持っています。なので、その気になればどんなキャラの鏡像姿だって描けちゃうんですね。どうでしょう、もしお気に入りのキャラの鏡像姿が描きたい!ってなった時はこの特徴さえ知っていれば誰でも描けちゃうのです。
・主人公対決
三面では主人公同士が対決する事になります。今までもチーム戦で何度か戦ったことはありましたが、主人公同士が一騎打ちで戦うのはこれが初めてなのです。一度は入れたいですよね、完全なる主人公対決。
・退治屋:道云の話
道中、主人公達は一目や去染に出会い、退治屋のもとへ向かう事になります。退治屋とは、勿論第零弾の退治屋です。しかしあの時よりだいぶ時間が経っているので、立派なお爺さんになっています。実は退治屋さんの若かりし頃の姿は既にデザインしているのですが、第零弾ジャケ画像ではシルエットになっており詳しい詳細までは見れないという始末。なのでここで公開しちゃいます!どーん!
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…本当に私ってやつは長髪男性が好きねぇ!すーぐ長髪にしちゃうんだからもう。ちなみに現在の道云さんと同じ服を着ています。前の結び目どーなってんじゃこれ。これでちゃんと固定できとんのか…?
・また会ったね、鏡依さん
レヲンとラークルの助けを借りて元凶である鏡依のもとへ。さて、鏡依さんが鏡の内側と外側で二人いるという設定は、彼を作った当時からありました。けっっっこう前!第九弾ではストーリーの都合上この設定を活かせなかったので、どこかでこの設定を活かしたかったのです。そして、退治屋に絡めることにしました。鏡像の鏡依が退治屋に退治されたとすれば、九弾の地点でで鏡依が一人だけ、鏡の中がもぬけの空なのにも納得がいきます。さて、鏡像は鏡像でも鏡依さんだけ、目の色と服の一部が反転していません。さすが鏡の妖怪たる者だ。
そして、異変は解決された。しかし鏡依は言っていた。これは紛れもなく、「歴史が改変された」のだと。改変されたおかげで、鏡依は復活してしまった。歴史を改変したのは、どこの誰なのだろう。
宗賛&琴叙ルート
今作は主人公ごとに違う視点で物語が描かれます。三時達はいつも通り異変解決を軸に話が進みますが、宗賛くん達は「神々の真相を探る」という琴叙の目的が中心となり話が進んでいきます。
・ドタバタ劇の裏で描かれる鏡面異変
このルートではいつものドタバタ劇に隠れて鏡面異変が描かれています。三時や限が動いているのと同時に、宗賛くん達も動いているのです。魔術師達の旧都市では明美の父である命伽さんの、留守番組では八十さんの鏡像が現れています。何気に八十さんの鏡像お気に入り。
そういや命伽さん、だいぶ前にデザインしたものをリデザインしたものだったりします。原案はもう少し派手だったのですが、すっきりシンプルにかつ髪型を明美ちゃんライクに調整しました。片目を覆うあのマスクみたいなものは元からありました。目の傷を隠すためのものらしいです。
・まさかの干修
なぜお前が!!!さてこの干修くん、マジでどうして出てきたのか分からないですね。一応記憶の神に呼び出されたという目的はあれど、本編ではただの突っかかり役でしたもん。そういや彼、二十弾の立ち絵では影の描き方がバグってませんでしたね。ちゃんと異時空界の住民となった証拠と言っても良さそうです、うんうん。
・切江さん
さて、本編では案内役という扱いになってしまった切江さんですが、彼女は編纂所内で結構重要なポジションなんです。分岐を見る事ができるとかいう一種の未来予知ともとれる力を持つ彼女。彼女の力は編纂で大いに役立っています。主人公達の辿った分岐が全て見えるのだから。
さて、そんな彼女は編み物などの要素を入れてデザインされました。分岐って、一本の糸の先が分かれるようなものだと私は考えていて、それをうまく落とし込みたかったのです。なので彼女の服装には針を刺す針山や編み物で作ったマフラーのようなものなど、編み物を連想させるようなものを散りばめました。あと針。あれは分岐を生み出す道具ですよ、多分。だって糸通しなしで糸通そうとするとたまに先がほつれて三本くらいの糸になっちまうんですもの。あれほどムカつくものはない。
さて、そんなこんなで編纂所に侵入する事に成功した宗賛くんと琴叙さん。あとは選ばれしメンバーの到着待ち…って、まだいるの〜!?
千坐与&現人ルート
はい、三組目の主人公は千坐与です。という事は、今度は神の視点から物語が進むのか!?いえ、そういう訳ではありません。神の会合をサボり、途中でもう一人の現人神である現人と合流しおサボりを満喫する、というルートです。
・狩人と山岳
しかしそううまくサボれる訳がないのです。現人も花も、千坐与を会合に連れて行こうとうまく誘導をかましてきます。そんなこんなであの狩人、地礼くんに出会う訳ですが、彼は夢遊町の山岳地帯を拠点とする狩人です。異時空界北部の物騒な狩人じゃないよ、安心して。さてこの彼、めちゃめちゃ昔にデザインしたキャラなんですよね。当時にしては割とまともなデザインなので好きです。
・会合
道中マガツ様にも出会い会合に連れて行かれる千坐与ですが、ここでミッションを与えられます。神々の真相を探れ。なんだか前のルートで言ってたようなことですね。そして会合の中身は…千坐与を神に昇格するか否か。
千坐与は現在現人神という分類になっていますが、これは正式に神となった訳ではない。これは前から決めていた設定でしたが、あくまで内密にされてきたので、なかなか出す場所がありませんでした。かろうじて十5弾のあるルートで示唆されるくらいでした。我々も千坐与と同じように、神の事情を知る事はなかったのです。
・碓良命
そういや、碓良命って異・初の四肢欠損キャラなのではないでしょうか。それに目も瞳っぽいのがないし…全眼?こいつも結構昔に考えたキャラで、デザインはほぼそのまま採用しています。一癖も二癖もあるキャラしてますよ。ところで碓良命は大碓皇子(大碓命)が元ネタとなっています。ねんごろに諭す、というのは古事記における大碓命のエピソードからとっています。ねぎしてさとせってね…
・神格授与
さて、なぜ千坐与が神になる必要があったのか。これは本編で詳しく言及されていない為、ここで補足しておこうと思います。千坐与が問題児すぎたからです。神格を与え、人間時代の記憶やらを消せば、彼女は正式な神になれると同時に、神としての品位が備わると思ったからである。性格が治るかどうかは別として。問題行動を戒める為の、半ば強制的なものだと言っても過言ではありません。碓良命は強行策が大好きなようで。
さて、ここでピンチの千坐与を荒人が助けるのですが…急に出てきてびっくりしましたよね。体感、ラスボスが登場早々真の姿を表したようなものですから。これは夢遊における高魔異変や亡命異変の前提があるからです。高魔異変や亡命異変は夢遊が本格始動した時に描く予定です。現人さんに関しては、どのような経緯でここまで繋がるのかを追っていく形になるのでしょうか。
そういや荒人さんの事は音楽シリーズ第弐弾で少しばかり情報が出ています。といっても、都に仕える家系の当主としか出ていませんが。都って…いつのどこの話なのでしょうかね。どうも彼がクーデターを起こしたのって、親バカが云々ではないような気がします。それは神側の事情で、彼は何か違う事情を抱えているような。神様不信って言ってましたし…
そんなこんなで神格を撤廃した千坐与。彼女はマガツからのミッションを思い出し、碓良命と共に編纂所へ。役者は揃ったのである。
真相
役者は揃い、遂に真相が明らかになる。
・結凛さん
真相を話す語り手となったのは須白結凛、琴叙の先祖です。彼女は編纂所の人間という事なので、少し中華風で華やかなデザインにしてみました。彼女曰く、あの連なる結晶のようなものはただのお飾りではなく「記憶の力を具現化したもの」らしいです。一つ一つの断片に見えても、どこかで繋がっている様子を表したらしいです。本当かなー?それに、これは18.5弾の干修のオプションや琴叙のストラップとしても登場していました。デザイン自体は2年前くらいにもう決まっていたんじゃないかな?
・神はいない?
さて、ここできっと読んでいるうちに物議を醸したであろうアレについて書いていきたいと思います。極論、神様はいない問題。
これは、私が夢遊町や異時空界の神について考えた時に導き出された結論でもあります。宗教学の授業よ、お前はなんて事をしてくれたんだ。
そもそも、二十弾を作る根幹となったのはこれなのです。神はいない、この事実をどうあの世界に知らしめるか。ここから二十弾の構想が始まったのです。
まず、この作品神様が多いんですよね。八百万のアレと言われたら別に問題はないのですが、それでも神は消えないものです。しかし神は死ぬし(クーデターの前例)、完全ではありません。なんだか、神とは言っても人間みたいですね。そう、本当に人間らしいのです。そこで、このような考えに辿り着きました。
現状、異時空界や夢遊町に存在する神々は魔術師の力で神的な存在となった者達であり、厳密に言えば永劫の寿命を獲得した超能力者みたいなものなのだ、と。本当に不老不死ではないし、完全無欠でもない。それに魔術師は夢遊町ができる前から存在している。魔術師が関与していてもおかしくない。そして魔術師が存在しているということは能力者も存在している。彼らを神のようだとして崇めていたのなら…。いや、しかし、神という存在がもとよりいなければ神のようだとは崇めない筈…じゃあ、真の神様って…!
・仲政
幸運な事に、彼はこれまでに出てきた全ての作品において、詳しい事は書かれていなかった。それもそのはず、仲政は…なんと真の神だったのですから!
仲政が力を使う事を禁じられていたのは、迂闊に使えば天地が本当にひっくり返るかもしれないからです。嘘を真に、真を嘘にするというのは彼の力を噛み砕いて言ったものの一部にすぎません。
仲政の元ネタは、天之御中主神です。最高神とも言われる神様ですね。なので夢遊町や異時空界の神々とはちょっと分類が違います。彼は元から存在していた神、外界にも干渉できる神なのです。絶対に勝ちたい勝負事の前には、彼の社にお祈りするといいかもしれません。で、社は外界のどこにあるの?「知らなーい」
EX(ぐうたら野郎討伐)
・写来さん
真相を知ったはいいが、まだ元凶が成敗されていませんでした。歴史を改変した、元凶が。
それこそ、ぐうたら野郎こと有加写来さんです。彼は中華風の文官みたいなイメージ+有加一族の要素を中心にデザインしました。なんだか見た目だけは格式ありそうな方に仕上がりました。しっかし、そんな彼が編纂中の原本にコーヒーこぼして歴史改変をしてしまうとは。十八弾の萬箋さんといい、異・シリーズ第四章においてコーヒーって曰く付きの飲み物なのですかねぇ。
…これ以上あんまり書く事ないぞー!ほとんど本編で語ったようなものだから!うん!
その他
・タイトル決め
今作ではタイトルが最後まで隠されていました。隠されていたというより触れられなかったというか決まっていなかったのかな…?今までのタイトルは写来さんが決めていたようなものなので、彼が一連の出来事をまとめたタイトルを決めないとタイトルが出てこないのです。以前、巻野が「あのダサいタイトルは私が決めたものじゃない」とどこかで喋っていたような気がします。その答えが、やっっっっと出ました。
そういや、この演出が決まったのって公開の一日前くらいだったりします。いきなりびびっと来てしまったのです。最後にタイトルを写来さんが決めるという展開は決まっていましたが、それをあのような形でやろうと決めたのは一日前です。突発工事だね!!!
・道云の結末
さて、あとがきの後に異変解決後の道云さんの事が描かれています。さて、道云さんはこれからちゃんと生きていけるのでしょうか…心配です。でも彼、これから先出てくる事は…ないです。予定していません。ちゃんと生きて。
そういや、あとがきで「次からの話とかの伏線一切盛ってないのよ。」って書いてましたね。
あれ、嘘です。
弥生新聞に何か見慣れない名前があるなと思った方、鋭いですね。それを忘れないで下さい。
今後のこと
二〇弾までのまとめ
さて、私はTwitterで二〇弾までのまとめを書いてみたいなぁ〜六月のうちに出したいな〜と言ってました。
が、
なんか
無理そうです。
いや、ちょっと言い訳させて下さい。まず、量が思ったより多すぎる。これは仕方ないですね。次に、まとめをストーリー仕立てにしようとしている。まとめるだけでなく登場人物が茶々を入れてきます。三つ目。こんなのを作ってます
![](https://assets.st-note.com/img/1687095083015-lctpMTibrb.png?width=1200)
これを二〇弾までやるのは、まだまだまだまだ時間がかかりそうです。気長にお待ちください。やるからにはちゃんとやりたいよね。
これまでのまとめと並行して…
さて、これと並行して実は新作作ってます。
二十一弾、制作してます。何やってんじゃ〜まとめも書かずに何しとるんじゃ〜!いやしょうがないでしょ!楽しいんだから!!!
という訳で、もうタイトル画像できちゃいました。という訳で発表〜!
![](https://assets.st-note.com/img/1687095525428-rmMeI7GRsm.png?width=1200)
異・シリーズ第二十一弾
『異・禁花山〜blooming jealousy flower』
ゆっくり制作中!お楽しみに〜
おわりに
ちゃんと書く語り記事にするつもりが、内容薄くなっちゃいました。日々の課題ラッシュや疲れで、あんまりやる気が、出ていなくて…中々筆が乗らんかったんですよ…書き始めたら最後までは行けるんですけどね。書き始めるまでが遅いぞ、私。
という訳で、今回はここまで〜
ではまた〜
2023/06/18 むし。