過去と他人、変えられない中での変容
ご訪問ありがとうございます。
TA心理学教育家・TAコーチのノリさんです。
今日は
「過去と他人、変えられない中での変容」
をテーマに書き綴ります。
「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。」
この言葉はTA心理学の創始者である精神科医エリック・バーンのものです。
(*TA心理学は日本では交流分析として認知されています)
他人に影響を与えることや変わるきっかけを作ることはできでも、
最終的な決断と行動はその人自身に委ねられています。
また、過去の事実は変えられませんが、
その時と今の自分では過去の捉え方も異なります。
つまり、
今この瞬間の選択と決断が未来を築き、
未来を変えていくことが可能ということになります。
ここで、テーマに戻り
変容=自分を変える意味に焦点を当てて話をしていきます。
「自分を変える」とは、
多くの人にとって魅力的であり、
心理学を学ぶ者たちは、
生きやすさに早く到達するためにこの道を選びます。
私もその一人であり、
TA心理学がまさに生きやすさの気づきをもたらしてくれる
最強のツールだと信じています。
しかし、「自分を変える」とは具体的に何を変え、
なぜそれが生きやすさにつながるのか?
答えは実にシンプルです。
「自分を変える」とは、
これまでの経験を通して身につけた習慣を見直し、
やり方や考え方・捉え方を変えていくことです。
人それぞれ心のステージは違えど、
そのステージが変化するごとに
自分と向き合うことは必要不可欠な
メンタルケアなのです。
どのステージにいても
自分と向き合い変化にチャレンジしていくことは
不安や怖さが伴いますが、
ここでの話が、きっかけになればと思います。
そこで、自己の変容についてTA心理学から3ステップをお伝えします。
1. 気づき: 自分を知り、理解することから
自分を変える第一歩は、気づくことです。
自分を客観的に見つめ、感情や行動の背後にある動機に気づき、
理解することで、なぜ特定の反応を示すのかが分かります。
この気づきによって他者も理解しやすくなり、
対人関係の改善やコミュニケーションの円滑化につながります。
2. 自発性: 生活の質向上への一歩
気づきを得た後、
次にどのようにしていくか選択しなければなりません。
その選択によって習慣が変わり、
ポジティブな変化が生まれます。
自分のやり方や習慣を見直し、
良い習慣に変えていくことで生活の質が向上し、
新しい可能性が広がります。
3. 親密: 成果を実感する喜び
気づきと自発性による選択の変化が生じると、
得られる成果も変化していきます。
それによって見えてくるゴールも変わり、
ゴールを追求することが人生に目的をもたらします。
小さなゴールから始め、成功体験を積むことで、
自信や喜びが生まれ、生きる意欲が高まります。
以上が、TA心理学的視点からの自己変容への3ステップになります。
たとえ「過去と他人は変えられない」が基本であるとしても、
今ここから始められる変容のプロセスは確かに存在します。
自分を変えることで生きやすさや豊かさを手に入れ、
新たな人生の扉を開く冒険が始まるのです。
いつからでも自己の変容は望めます!
2024年こそ、勇気を出して一歩踏み出してみませんか?