子供のころからの夢は「観客選択式物語」ショーの開発
「どうして平沢さんの事が好きなの?」と聞かれると、私は真っ先にこう答える。
「インタラクティブライブの発案者だから」
園児時代に東京ディズニーリゾートで、ゲストの反応に合わせて演者が盛り上げ方を工夫する姿に感嘆し、ディズニーの世界にのめりこんでいった。
次に、両親が与えてくれたディズニーの知育コンピューターゲームに出会い、ゲーム成績やゲーム上で選んだ道の行き先によって、ゲームのストーリーがガラッと変わる仕組みに感激した。
そんな園児の頭の中では、アイデアと言う空想が常に吹き出しはじめ、とうとう一つの答えにまとまり、夢となり、大きく頭の中心に鎮座することになった。
「観客が物語の展開を選択できるショーを開発したい」
園児の夢は「日本では初めての試みだろう、うへへ」と膨らみながら思い上がり、高校を卒業したら、どこかに履歴書と企画書を送ってみようと、具体的な道を作り出していった。
「インタラクティブライブ」との出会い
しかし、高校卒業間際に衝撃的な事実がインターネットから舞い込んできた。
平沢進さんと言う音楽家が「インタラクティブライブ」と言う名のライブ形式を開発、お披露目していたのだ。
それは、観客に二択の選択肢を提示、多数決で選ばれた選択肢の先にある展開・楽曲でライブが進んでいくというものだ。
(私はまだインタラクティブライブを会場で見たことがなく、ライブDVDから見た感じをお伝えさせていただく)
さて、「企画書の書き方」なんて検索していたばかりだった私は、夢破れるという展開に至った。
幸い、多趣味でインテリア業界にも興味があったので、その後はインテリアショップでアルバイト店員を演じたりしながら生きてきたが、ここでまた新たな展開が起こる。
平沢進さんを知る
コロナウイルスによる行動制限が解除されたか、その辺のころ。
知人から「アナタ、ヒラサワの親戚?」と突然聞かれる。私の顔が、若かりし平沢さんに似ていた様だ。
更に、知人が平沢さんと交流を持っていたことが明らかになったり、このように人間関係を経由して、平沢さんが私をぐるっと包囲していた事実を知ったのだ。
これはもう何かの縁だろう、と、平沢さんに「自分の夢をとっくに実現してしまった人」ではなく「気になる先駆者」と、やっと興味を持ったのが、2022年の冬。
聖地である、「Shop mecano」さんで平沢さんのアルバムを毎月一枚買うようになってからは、ご覧のnoteを書くほどのファンである。
このnoteについて
とりとめもなく書いてしまったが、私は平沢進さんのクリエイティビティが好きである。
眺めていたいし、行動に関連する人物になりたいとすら思う。
また、平沢さんは体験するだけでは足らず、自ら学んで知識を深めていくコンテンツだと思う。
なのでここに、平沢さんファン初心者が、主にカンで思った事を綴ろうと思う。
それはアルバムレビューだったり、イベントの感想だったり、平沢さんを原動力に回転した頭の痕跡かもしれない。
2023年12月22日
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