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今住んでるライプツィヒという街のことを少し

 今住んでいるライプツィヒという街はフリーマーケットがとても盛んで毎週末はどこかしらで開催されてる。ドイツの発音ではフローマルクトというのだけど、こっちの方がカドが取れたような響きで好きだ。
若者が共同で自主開催されてるようなものは基本的にtelegramのオープンチャットで告知される。
そうそう、こっちに来て驚いたのはtelegramのオープンチャットを使ったイベントの告知や地域の情報交換がスタンダードに行われていることだ。住んでる建物のゴシップ交換所みたいなチャットまであったりする。日本だとTwitterやInstagramでの告知が主だけれど、こっちのやり方はチャットアプリを用いているので主催者と参加者の距離が近い。
 自主開催のフローマルクトはその人が要らないものを売っているから全体の印象も雑多だが、むしろその雑多さが一つのまとまりを生んでいるような気もする。たまに手作りのケーキを焼いてきている人もいて、だいたいそういうところにはコーヒーを出している人もいるので好みのものが見つからなかったらそっちを楽しむ方向にシフトチェンジするのもいい。
また、こうした自主開催のものとは別に市が主催しているものもあって、こっちのほうはアート系やアウトドア系といった具合にジャンル分けがされている。子供用品のフローマルクトはとてもいいアイデアだと思った。服なんかだとどうせ小さくなって着れなくなるものだし、なにより地域で子供を育てている感じがしていい。
新しいことにチャレンジするときにコストはどうしても問題になってくるけど、フローマルクトはそのシンプルな突破口になっていると思うし、表現者の多いこの街はそうした素敵な文化をとても大切にしている。

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