ゔおるゔぃっく=ハンター2世

渡独邦人日記他数編

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渡独邦人日記他数編

最近の記事

ボードゲームへの憧れ

 寒くなってくると外に出て遊ぶってよりも中で遊ぶのが断然楽しいと思います。冬の寒い季節感を味わうにはぬくぬくした部屋での趣味が必要だと思うんです。本読んだり音楽聴いたりするのは夏でも秋でもいつだって楽しいし、なんとなく季節感は出ないような気がします。手紙を書くなんてどうでしょう。夜のしんとした時間にデスクランプだけつけてかりかりと文字書いてる光景はなんとなく冬を想起させます。  最近季節の楽しみ方について考えてます。というのも季節は基本的に感じいているだけで楽しいものですが、

    • 寒い!

       寒い!ドイツ、11月なのにさんむいです。11月に凍えるような寒さを今まで経験したことがなかったので体がクッと警戒体制に入っているような気がします。そういう時って体がこわばるし疲れも出やすかったりします。なので意識的に体をほぐすようにしています。そうすると「あ、俺の体こわばってたんだな」っていうのが筋肉のミシミシいう音でわかるんですよね。気分のスイッチの切り替えにもなるし、ストレッチはこれからも意識的にしていきたいと思います。  とはいえ冬の空気って好きです。暖かい部屋から外

      • お好み焼きを作ってみました

         住んでるシェアフラットでこの間ハロウィンパーティがあったのでケータリングとしてお好み焼きを作ってみた。ジャパニーズパンケーキ。近くのスーパーにはお好み焼き粉は売ってないので小麦粉から作ったのだけれど、だしパウダーとお好み焼きソースとマヨネーズでかなりお好み焼きの味になったので、多分この3つがお好み焼き味の素数なんだと思う。それら3つの点を線で繋いでできた三角形のうちでならどんなことをしてもお好み焼きとして舌は認識してくれるので味のバリエーションの融通が効く料理だということも

        • 最近の朝の習慣について

           最近、朝起きると近くの公園でランニングかウォーキングをすることにしてる。ランニング用の靴を手に入れてから新しくできた習慣だ。朝の空気を半袖から露出した腕とショートパンツから露出した足で感じるのはすかっとして気持ちがいい。こうして毎日続けてると半袖半パンで朝の空気を吸わないことには起きたような気がしなくなる。だからちょっと寒い日なんかは外に出るのも億劫になってしまって、でも外に出ないことには体は起きないようになっているから布団から出るのがいつも以上に辛い。あんまり無理をして外

          今住んでるライプツィヒという街のことを少し

           今住んでいるライプツィヒという街はフリーマーケットがとても盛んで毎週末はどこかしらで開催されてる。ドイツの発音ではフローマルクトというのだけど、こっちの方がカドが取れたような響きで好きだ。 若者が共同で自主開催されてるようなものは基本的にtelegramのオープンチャットで告知される。 そうそう、こっちに来て驚いたのはtelegramのオープンチャットを使ったイベントの告知や地域の情報交換がスタンダードに行われていることだ。住んでる建物のゴシップ交換所みたいなチャットまであ

          今住んでるライプツィヒという街のことを少し

          2024年8月17〜18日(ミュンスター→ライプツィヒ)

           引越しの日。バスの停車場まで送ってくれたアネットと予想外に熱い別れの挨拶を済ませ、ライプツィヒへの深夜バスに乗り込む。規程で決められている持ち込み荷物の総量を軽々と超えており、乗車が認められない可能性があったのでニンジャのように素早く動く。 事前に引越し先に荷物を郵送するという方法もあったが、ドイツの郵送会社は何かと紛失や遅延などのトラブルが多く、出来れば避けたかった。 自分の知らないところで起こるトラブルより自分の目の前で起こるトラブルの方を選んだわけだ。 ただ、言葉では

          2024年8月17〜18日(ミュンスター→ライプツィヒ)

          2024/08/17(ミュンスター:58日目~最終日)

           ミュンスター。悪くない街だった。短い雨が思い出したように降っては止み、気温は他のドイツの都市に比べて低め。旧市街の中心部にややトゥーマッチな大聖堂を据え、毎週水曜と土曜はマーケットで賑わう。人々は比較的標準的なドイツ語を話し、(他の都市の人々と同じように)テラスでの食事を好み、そして自転車を主な交通手段としている。特にこれといった観光名所はないがその分過剰に観光化することなく、地元の住民も住み良くなっている。  ここには2ヶ月半住んだが、ライプツィヒという東ドイツの街に引っ

          2024/08/17(ミュンスター:58日目~最終日)

          2024/07/24(ミュンスター:57日目)

           放課後に動物園にいった。最後に動物園にいったのが小学生の時でそれ以来、動物園という概念に触れることのできる機会は岡崎にある京都市動物園か村上春樹の短編くらいのものだった。大人になていってみると動物園はなかなか変なところだなと思う。檻かガラスのなかに動物がいてそれを人々が眺める。そして彼らの生活についていくつかの意見を交わす。自分とは違う種族の生活を見物しにいくというのは結構おおらかで健康的な遊びであるように思える。しかし、見にいった日は大半の動物が暑さでへばっていた。園内の

          2024/07/24(ミュンスター:57日目)

          2024/07/23(ミュンスター:56日目) 

           お昼にハリスと学食に行って昼食をとる。そこはクレジットカードしか対応していないので現金派のハリスの分を払ってその分の現金をもらっている。少し多めに払ってくれるので、日本語で「ごちそうさまです」と言っている。センキューフォーザミールではどうしても伝わらないニュアンスはある。ダンケフューダスエッセン。うーん。  学校で陶器の絵付け教室が開かれていたので参加した。 昨日のアレッサンドロもいて横並びで作業したのだけれど「誰のために作るとかはあるか」と聞かれて別にないと答えると、彼は

          2024/07/23(ミュンスター:56日目) 

          2024/07/22(ミュンスター:55日目)

           放課後に新しくできた友人ハリス(インドネシア出身)と学食に行く。このハリスという男がなんとも高貴な雰囲気をもつ男で、それに加え謎の多い男でもある。年齢は不詳で職業も不詳、学校から電車で1時間ほどのところにある家から通学する奇特な人物である。 年齢に関して10000歳としか教えてくれないが、40代の兄がいると言っていたのでそれに近しい年齢なんだろう。職業は後に話す、面白い職業だからと言っていたけど殺し屋をやっていてもそんなに驚かない風貌である。少し寂しくなった頭頂部を前頭部か

          2024/07/22(ミュンスター:55日目)

          2024/7/21(ミュンスター:35〜54日目)

           今日はドイツについてから57日目、9回目の日曜日だ。7月1日まで毎日続いていたこの日記が途絶えてからは20日経つ。この20日間の間に何度かの良い日があり、それほど良くない日があり、いくつかの悪い日があった。多くの日は晴れ間が多く、雨はそれほど多くなかった。稀にかんしゃくを起こしたような雨が短い時間降り、冷たく澄んだ空気を残して去っていった。何人かの新しい友人ができ、それまでにできた何人かの友人とは以前より話さなくなった。マーストリヒトというドイツとの国境付近にあるオランダの

          2024/7/21(ミュンスター:35〜54日目)

          2024/07/01(ミュンスター:34日目)

           7月が始まった。7月といえば日本では梅雨だ。重く長い雨の降り続けるうだつの上がらない季節。そんな日本が恋しく思えるほどドイツはまだ!肌寒い。いっときは外でビールを飲むのが気持ち良い気温になってきてしめしめと思っていたのが昨日あたりから急に太陽が勢いを失い始めた。足元がずぶ濡れになるのは嫌だけど肌寒い夏なんてもっと嫌だ。なんとか勢いを取り戻してくれないものかと思うのだけど太陽さん。でも暑くなってくると今までのようにジャガイモを焼き転がしたような料理ばっかり食ってられない。何か

          2024/07/01(ミュンスター:34日目)

          2024/6/30(ミュンスター:33日目)

          ❤️ドイツ留学ギリホリ日記no.36💖 T・ゆうこ 29歳3ヶ月   ティラミスは素人がなんの知識もなしに作ることのできる史上最高のスイーツだと思うんです私。今日学校の近くで買ってきた2ユーロのチョコケーキを食べてみたんですけどそれを食べた瞬間自分の中で閃くものがあってですね…。 そう、ティラミスです!それ自体も全然おいしくってほのかにお酒の香りなんかもして全部食べちゃいそうだったんですけど笑 でも!!結構前に買った生クリームを冷蔵庫に眠らしていたのをどこかのタイミングで消費

          2024/6/30(ミュンスター:33日目)

          2024/06/29(ミュンスター:32日目 気持ちの良い晴れの日にはチェットベイカーのジャズがよく似合う)

           空の青いカラッと晴れた日にはチェットベイカーのジャズを聴く。木漏れ日の緑でいっぱいの遊歩道を自転車で走りながら彼の歌声を聴いていると、とてもリラックスした気持ちになる。  ベースがバンドを力強くぐんぐん引っ張っていき、ピアノはコロンコロンとした気持ちの良いバッキングでエレガントに華を添える。ドラムはあまり前に出て来ないながらも忠実な聞き手のように絶妙な合いの手を加える、そしてトランペットはどこまでも高く伸びてゆく。  気持ちの良い晴れの日にはチェットベイカーのジャズがよく似

          2024/06/29(ミュンスター:32日目 気持ちの良い晴れの日にはチェットベイカーのジャズがよく似合う)

          2024/06/28(ミュンスター:31日目)

           ミュンスターでの生活が1ヶ月を過ぎようとしている。1ヶ月が過ぎたな。1ヶ月…。  毎朝9時に学校に行って夕方ごろまで教室に居残る。帰ったら夕食を作ってあとはダラダラして過ごす。慣れはいくらでも感覚を鈍くさせていく。  パンっ!!  ブレイクスルー。音楽で言うところのハーモニー、バスケでいうところのダンクシュート。1発で気分を変えてしまうそんな瞬間。   休日は気に入りの詩集を開いて読む。恋人からの手紙を読み返す。行ったことのない喫茶店に行く。潔白でかっこいい人生よりも、ねじ

          2024/06/28(ミュンスター:31日目)

          2024/06/27(ミュンスター:30日目)

           e-bayで注文していたギター(10ユーロ)を取りにDPD *の営業所に行った。本当は昨日の昼間に届く予定だったのが、届かなかった。宅配スポットを見つけられなかったというのがDPD側の主張。そんなことあります? ネットで調べるとこれはDPDのお約束で、解決するには電話して再配達を依頼するか、荷物の場所をGPSを見ながら追跡してドライバーから直で受け取るのがポピュラーなやり方らしい。当たった人によって対応方法とその質も大きく変わってくるみたいなので根気に加えて運も必要になって

          2024/06/27(ミュンスター:30日目)