2024/07/24(ミュンスター:57日目)
放課後に動物園にいった。最後に動物園にいったのが小学生の時でそれ以来、動物園という概念に触れることのできる機会は岡崎にある京都市動物園か村上春樹の短編くらいのものだった。大人になていってみると動物園はなかなか変なところだなと思う。檻かガラスのなかに動物がいてそれを人々が眺める。そして彼らの生活についていくつかの意見を交わす。自分とは違う種族の生活を見物しにいくというのは結構おおらかで健康的な遊びであるように思える。しかし、見にいった日は大半の動物が暑さでへばっていた。園内のそこかしこに気怠さが漂っていて、遊具で遊ぶ子供たちと狭い檻の中で飛び回る鳥たちだけが忙しなく動き回っていた。