もう紫陽花を待つ季節になった
確か3月の半ば、ソメイヨシノが咲き始めようかというぐらいの陽気が続いたころから、
”今年は花が早い”と聞くようになった。
ここ数年間で、おそらく今年が一番花への興味を失った僕でさえ、うっすらと感じていた。
かろうじて、お気に入りの桜だけはなんとか抑えたけれど、菜の花も、あっという間に駆け抜けて行った感が強い八重桜も、藤の花も石楠花も結局今年はカメラに収めることができずじまいだった。
そして気がつけばもう紫陽花を待つ季節になっている。
少しカメラの話をしよう
去年の紫陽花が咲くころにやってきたカメラがある。
Panasonic DC-G100だ。
小さくて、軽くて、なんだかコロンとしたフォルムを持つそのカメラは、ここ数年にわたりカメラを取っ替え引っ替えしてきた僕に、マイクロフォーサーズの良さを再認識させてくれたカメラだ。
"手振れ補正(スチール時)がない"
”パナのカメラらしく、オートフォーカスが前後するなんてしょっちゅう”
欠点はあるけれども、逆に欠点の無いカメラなんてないし、なによりPanasonicの、シネライクDというフォトスタイルがとても好ましいから些細な欠点は許せてしまえる。
GR3xもあるけれど、旅にも出張にも持っていきたいと思えるカメラは、このG100かなあ。
好きなレンズを一つ挙げなさい。
そう聞かれたら、LEICA DG SUMMILUX 15mmと答える。
そのレンズとの組み合わせは、500gにも満たない。
まさに、軽いは正義なのだ。
そして、Panasonicのフォトスタイルにある、L.モノクロームもまたええねんなあ。