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祭りの夜の帰り道

ぽつぽつと降りだした雨の中
家路を急ぐ

遠くに聞こえる祭囃子に
名残惜しさを感じて振り返ると
提灯の明かりが小さく見える

先程まで感じていた熱気と
まだ耳に残るざわめきの余韻
それらに浸りながら歩く

祭りの日の街にはなんとなく
高揚感のようなものが
漂っている気がする

気まぐれに降る雨も
時には雷も
すべてが風物詩のように感じる

すべての要素が重なり合って
作り出される独特の空気感
直接目で見て
聞いて
その場にいることで感じられる
臨場感が好きで
いつも足を運ぶ

また来年も来られるだろうか

雨が降ったからか
心なしか
先程よりも少し
空気がすっきりした気がする

冷めやらぬ熱気も
家に帰る頃には落ち着くかな

またの機会を楽しみに

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