うろ覚えむかしばなし 雪の女王
あやふや度 ★★★★☆
あるところ（外国）に、仲の良いふたりの兄妹がいました。
ある日、兄は雪の女王にさらわれてしまいました。
妹が大変な苦労をして雪の女王の城にたどり着くと、兄は雪の女王に心を凍らされて、冷たい人格に変わり果てていました。悪落ちです。
しかし、妹の涙が当たると心に刺さっていたつららが融け、元のやさしい兄に戻りました。
ふたりは力を合わせて雪の女王を倒しましたとさ。
昔話の好きな子供でした。でも、あの頃読んだ昔話は今や記憶の中でうろ覚えのあやふやになり、混ざり合いごちゃごちゃになっています。
きちんとした話を目にしてしまう前に、うろ覚えの状態の自分の中の物語を書いておこうと思いました。
きちんとしたものを目にしてしまえば、うろ覚えの状態には戻れないのですから。