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お米の赤ちゃん

「お米は最後の一粒まで感謝をして食べなさい。」


子供の頃こう言われて育てられてきたのは僕だけじゃないはず。

僕たちの年代はきっとまだ同じじゃないかな。


今の子供達はどうなんだろう?

そして100年後はどうなんだろう?


日本ではお米を作り暮らしてきた。

もうずっと前から。

田植えは暮らしの大きなイベントで村のみんなで順番に一つの田んぼに入り全員で一斉に手で植えていた。

今は機械があるから各々が田植えをする。

速度も10倍早い。いや広いところなら100倍早い。

機械はただ速度の面では圧倒的にすごい。

どんどん機械が発達していくことを僕は全く悪いとは思わない。

人間は道具を使って時間を手に入れるから。


時間は誰かを想う美しい時間に変えられから。

自然を想う美しい時間に変えられるから。


ただ、機械が僕らを支配し僕らを硬くしていくのなら話は別だ。

最初に書いたようにお米は命の大きな支えでそこには日本人の受け継いできた想い、感謝がある。


お米は機械が作るもの。

だからどうやってできているかわからない。


もし。

もし。

そうなる時代が僕が生きているうちにきてしまうとしたら。

この国の大切な多様性がひとつ失われてしまったと悲しむことになるかもしれない。


だから、

”手でも植える”

”手でもお米の赤ちゃんを育てる”


そうすることにしている。

これからどれだけ大変な時が来たとしても。


100年後の子供たちが手を合わせてお米の一粒に感謝していられるように。



これは、お米マガジン🌾。

ただの記録。100年前の田んぼでお米を育てるという記録。



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友人のお米農家さんが大切に紡いできた貴重な種たちを分けて頂く。

本当に本当に貴重な3種類の古代米。


緑米。

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黒米二種(写っているのは一種)。

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手植えなのでどんな育苗でもできるのだけれど山の田んぼの準備の関係や土地の関係で今年は育苗箱と野菜用の育苗箱とほんの少しだけポットを使って挑戦してみることにした。

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これは4月の終わりの事。

まだまだ続く田んぼマガジン。

気づくと期間が空いてしまう田んぼマガジン。


次回こそは近日!!笑

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