パチンコのあとのレストラン:毒親のお話
昔、3日に1回ぐらいかな
小学校に上がる前
すごい頻度でレストランにつれていかれたな
いつもコース料理で、子どもが食べられるものがあんまりなくて、
白いテーブルクロスで、すごく広かった
鏡張りで、グランドピアノが真ん中にあって、音大の近くやったから、バイオリンとかフルートのアンサンブルを演奏してた
ただ、問題なのはうちの家やねん
ママは、いつもそこにサンダルにジャージだった。うちの家族はみんなそうだった
でも周りの子どもや大人はすごくキラキラしてた
ママとばあちゃんが19:00にパチンコから帰ってくると
ママがばあちゃんに「あのレストランに行きたい」っていうねん
ばあちゃんは「やめとき。今日たくさんお金使ってしもたやろ」って言うと、ママは
「はいはい。じゃあ、わかりました。行きません。これでいいでしょ?私はもう一生この家で出された飯なんか食わんからな」
そうすると、ばあちゃんがママの機嫌をとって「じゃあいこう」って言うんやけど、ママの機嫌は治らん。でもこのまま怒らせておいたら何するのかわからんから
「ほら、ママにレストラン行きたいって言いなさい」って言われる。
「ママ、レストラン行きたいな。ママも一緒に行こう。行かせてください。お願いします」って言わされる
子どもがコース料理とクラシックが流れる店になんか行きたくないに決まってるやろ、それも3日に1回
だからパチンコで散財してもなお、お金がないのにレストランに行った
お会計でカードが使えませんっていうことがよくあった。別のカードが何枚も出てくるのが不思議だったな。3枚目でやっとっていうのもよくあった
今思うと、普通の人はレジでカード使えませんって言われへんよな
で、家に帰ったらママがゲームしてて、お風呂に入れない。
ママの許可がないと入れないから。そこで「私、自分で入るね」とか言うとまたキレられる。
レストランに行ったら、ねれない、だるいまでがセットやった