「MAMA」、「MMA」で見返してみる2024年のK-POP
K-POP好きのみなさん、
DTMer、作曲家のみなさん、
こんにちは!I'chiba'nのYUNです!
11月の22日、23日、二日間大阪で行われた「MAMA AWARDS」、
今年で16年目を迎えた「MMA」など、
みなさんご覧になったでしょうか!
私は「紅白歌合戦」、「CDTV」、そして「MAMA」と「MMA」のニュースは
毎年できれば確認しようと思っています!
その理由は、特有のフェスティバル感が好き、というのもありますが、
なによりも1年間の音楽市場を見返すことができるからです。
それで今回の記事は
K-POPを代表する年末授賞式、「MMA」と「MAMA」で印象的だった舞台を中心に、2024年のK-POP市場を見返してみたいと思います!
01. QWER - 偽物アイドル・T.B.H
(MMAの出演動画がなかったため、「KGMA」の動画を投稿しました。)
「MMA」のライナップでもっとも意外だったのは「QWER」でした。
Youtuberたちを集めて作ったアイドルがこんなに売れると、誰も思わなかったですね。
「T.B.H」は、Drum&Bassリズムにハイブリッドなアレンジ、
そして日本のアニソンのようなラブリーな曲調で今年韓国でとても愛されている楽曲です。
Youtuberを集めたグループである分、
「偽物アイドル」と呼ばれていた彼女たちがK-POPを代表する授賞式のライナップに上がったのはとても大きい話題でした。
QWERの成功はかっこいいパフォマンスが中心となっていたK-POP市場に反するGirlsBandコンセプト、
韓国のJ-POPファン、サブカルチャを狙った曲調、
Youtuberとは信じられないぐらい安定した演奏力にあったと思われます。
特に安定したライブはK-POPシーンでもその実力を認められていますが、
そこには理由があります。
メンバーのプロフィールを見ると、
4人の中で3人が結成前から音楽活動を続いてきたことはもちろん、ボーカルのSiyeonはNMB48のメンバーであった分、
誰よりもサブカルチャに対する理解度が高かったグループです。
確実なコンセプト
現在のK-POPのアンチテーゼポジション
安定的なライブがくれる意外性
この三つが彼女たちの成功の理由だと思います。
02. YOUNG POSSE - ATE THAT + Loading Freestyle + XXL
Hiphopをベースとした楽曲を発表してきたK-POPアイドルは今まで山ほどいたですが、「YOUING POSSE」の登場は今年とても大きい話題性を持ちました。
単純にHiphopを取り入れた楽曲ではなく、
Jersey Club、Boombapなど、Hiphopそのものをアイドル文化に成功的に溶かしたYOUNG POSSEは「MAMA」でもとても印象的なパフォマンスを見せてくれました。
特にデビュー1年も経ってない新人である彼女たちが
Hiphopの本場であるアメリカで、パフォーマンスを成功させたのはとても印象的でした。
03. SEVENTEEN - MAESTRO + Ash + LOVE, MONEY, FAME (Feat. DJ Khaled)
今年もSEVENTEENの活動はとても印象的でした。
BTSの入隊で空いていた男性アイドルの王座を成功的に手に入れた彼らは「MAMA」でも印象的なパフォーマンスを見せてくれました。
EDM、ヒップホップをベースとしているK-POPシーンではなかなか聴けないピアノを中心としたアレンジの「MASETRO」のイントロと「ASH」、DJ Khaledとのコラボで誕生した新曲「FAME」までの11分間は緊張感が溢れる舞台でした。
特に、「Ai時代でもSEVENTEENしかできない音楽をやっていく」という気持ちを込めた「MAESTRO」とそのイントロは「SEVENTEEN」だけではなく、今の時代音楽を仕事にしている私たちにとっても色々な課題を与えてくれる素敵な内容のパフォーマンスでした。
次々と予定されているメンバーの入隊で
「ラストダンス」のような感じがした少し寂しい感じもあったライブでしたが、とても完成度も高く哲学的な解釈のパフォーマンスでした。
04. ROSÉ, Bruno Mars - APT.
BLACKPINKとしての活動も無事に終わらせ、ソロアーティストになった「ロゼ」の「APT.」は、発表直後から世界的に人気を得ています。
歌いやすく耳に残るサビ、
トップアーティスト「Bruno Mars」とのコラボ、
K-POPらしい楽曲ではなく、クールなロックサウンドを選んだところ
などがその成功の理由だと思われます。
今回、「MAMA」でのライブは「Bruno Mars」と一緒に行った「APT.」初ライブでしたので、とても話題でした。
楽曲のコンセプトを考え、大きい舞台でなく、
小さいライブハウスでの事前録画だったところも問題として指摘されていますが、パフォーマンスのクォリティーとしてはとても良い選択だったのではないかと思われます。
05. Aespa - Whiplash
AespaのWhiplashは個人的に今年K-POPシーンで発表された楽曲の中で最も良いコンセプトとクォリティーを見せてくれた楽曲だったと思います。
韓国ではよく「鉄の味がする音楽」と呼ばれているAespaの曲調は以前からポピュラー音楽ではなく、本場のエレクトロミュージックを再現した楽曲が多かったのですが、今回の新曲「Whiplash」でそのアイデンティティーが完成されたと思います。
「Whiplash」は「Techno House」楽曲として、2000年代に流行っていたTechnoサウンドにトレンディーなベース、ドライなMixを通してAespaが目標している未来的なイメージを成功的に引っ張り出した楽曲です。
「MAMA」で行われた「Whiplash」のパフォーマンスもとても多くの方に「印象的なった」と評価されています。
06. NewJeans - ETA, SuperShy
今年K-POPシーンで最も大変だったグループは「NewJeans」ではなかったのかなと思います。
表面的に見える大きな成功と派手なパフォーマンス、その反対にあったHYBEとの争いは今年一番大きいニュースだったのではないかと思います。
しかし、「MMA」で彼女たちが見せてくれたパフォーマンスはとても印象的でした。
特に、オリジナル楽曲をリミックスしたところがとても印象的でした。
「Jersey Club」流行りのドアを開けた彼女たちは今回、
「MMA」でのパフォーマンスでは一曲もJersey Clubリズムを聴かせませんでした。自らその「流行りのドア」を閉めようとしています。
今年、音楽を超えてファッションまで流行らせた彼女たちは「MMA」でのパフォーマンスを通してまた新しい音楽の流行りを開けました。
「Sped Up」を利用した新アレンジなど、とても印象的なリミックスをたくさん聴くことができて、耳が楽しくなる舞台でした。
07. G-DRAGON / BIGBANG - 무제(Untitled, 2014)+POWER+HOME SWEET HOME+뱅뱅뱅+FANTASTIC BABY
今年の「MAMA」で一番楽しみにしていた、
話題だった舞台は9年ぶりに舞台に立ったK-POPの生きている伝説、
G-DRAGONとBIGBANGのパフォーマンスでした。
BIGBANGのリーダーとしてデビューしたG-DRAGONは
今のK-POPを音楽的、文化的に確立させた人です。
デビュー以来、ずっと韓国ファッションを代表するファッションリーダであった分、
男性アイドルとしてはなかなかチャレンジできないピンク色の衣装で登場した彼は、9年前の曲「Untitle」から始め、新曲「POWER」、BIGBANGのメンバー達がフィーチャリングした「HOME SWEET HOME」、BIGBANGのヒットソングメドレーまで、彼がなぜK-POPの伝説なのかを改めて証明したパフォーマンスでした。
彼を見て夢を育ててきた子達がアイドルとして活発に活動している分、
子供のように喜ぶ後輩アイドル達の様子もとても感動的なポイントでした。
とてもかっこいいパフォーマンスだったのですが、
その反面、いろんな事件と事故があった彼とBIGBANGだったので、
彼が再び舞台に立ってくれただけで感動と感謝の涙を流すファンも多かったです。
「MAMA」の主催局である「Mnet」はYoutubeに彼のパフォーマンス動画だけでなく観客席で彼のパフォーマンスを見ていた後輩アイドルのリアクションも公開するなど、彼の影響力をもう一度確認できる時間でした。
みなさん
いかがですか?
個人的な感想を言いますと、
K-POPシーンの今年は男性グループよりは
女性グループのパワーがすごかった一年だったと思います。
みなさんは今年、
どのアイドル、どの曲が一番好きでしたか?
もし記憶に残るK-POP楽曲、
もしくはパフォーマンスがありましたら
私と一緒に話しましょう!
K-POPの話がしたいですか?
自分の手でK-POPのサウンドを再現してみたいですか?
I'chiba'nと一緒なら今すぐできます。