DTM?DAW? 作曲を始めてみたいけど、何から買えばいいんだろ?(上編)
みなさん初めまして!
こちらは音楽制作、音楽講座、イベントの開催など、
さまざまな音楽ビジネスを展開している、I’chiba’n株式会社と申します!😼✨
"DTMを始めたいけど、何から始めればいいのかな?”
”DTMの機材とか、とても高そうだけど、そんなお金はないんだよな…”
と、思ってらっしゃる方が多いのではないかなと思い、
今回はDTMに必要な基礎的な装備と、購入の順番をお勧めさせていただきたいと思います!
みなさん、この楽曲を聴いたことありますか?👀
2019年に発売された、’Billie Eilish’のアルバム、「When we all fall asleep, Where do we go?」に収録された大ヒット曲、「Bad guy」です。
このアルバムは「Bad guy」以外にも、「You should see me in a crown」、
「bury a friend」,「Wish you were gay」など、
独特で構成的な世界観とサウンドを認められ、多くのヒット曲を生み出し、
2019年を代表するポップアルバムだと言ってもいいアルバムです。
18歳の少女を、大物アーティストにしてくれたこのアルバム、「When we all fall asleep, Where do we go?」は
このアルバムのプロデュサーであり、Billie Eilishの兄である、
Finneas Baird O'Connellのベッドルームで作られました。
(「When we all fall asleep, Where do we go?」の制作ドキュメンタリーです。)
兄妹二人で、部屋で作った楽曲は世界的に名を残すアルバムになりました。
彼らは一体、どうやって部屋の中で世界を驚かせた楽曲が作れたのでしょう。🤔
みなさんも、彼らのように、大きいスタジオがなくても、
大した機材がなくても、素敵な楽曲を作れます。
勇気を持って、一つ一つ、必要な機材を揃えていけば、
自分なりの素敵なスタジオが手に入るかもしれないです!
さて、ここからみなさんに、DTM装備の紹介をさせていただきます!
1.まずはパソコンから
DTMは、「DeskTop Music」なので、パソコンがないと何も始まりません。
最近はMacでもWindowsでも、あまり差がないぐらい各OS全部平均化されてましたので、慣れてるOSを選んだり、見た目が可愛い方を選ぶなど、
とりあえず使いたいパソコン、触りたいパソコンを選んで、
モチベーションを上げることが大事です。
ただし、DTMに使われるソフトウェアがかなり重いので、ある程度スペックがあるものに購入することをお勧めします。
デスクトップ:
ー携帯性よりはスペックの方が重要な方
ー移動レコーディング作業より、
EDM,HIphopなど、打ち込み系の楽曲作業をしたい方
ノートパソコン:
ーこれからの楽曲制作において、共同作業やレコーディングなど、
パソコンを持ち運ぶことが多い方
(Ex:バンド系の音楽制作がメインで、スタジオレコーディングもする予定)
ーパソコンを音楽制作以外の目的にも頻繁に使用する予定の方。
デスクトップも、ノートパソコンも各自魅力的なところはありますが、
個人的にはノートパソコン式で13インチモデルを購入、
家や作業室ではモニターを使い、
外部作業の際は携帯しやすいモデルを購入することをお勧めします。
2.DAWソフトウェア
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DTM(DeskTop Music):パソコンで行う楽曲制作
DAW(Digital Audio Workstation):パソコンでの楽曲制作に使われるソフトウェア
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勘違いしやすい略語ですが、
全く意味することが違う用語ですので、気をつけましょう!
ここからはDAWの紹介です!✨
DAWは、「Digital Audio Workstation」の略語で、
「パソコンで音楽を作る時に使われるアプリ・ソフトウェア」になります。
さまざまな会社からDAWソフトが出ており、
多少機能やUIの違いはありますが、
DAWは美術に例えると、スケッチブックに過ぎないし、
DTM初心者には、諦めずに上達するまでやり続けることが一番大事なので、
見た目を見て、一番モチベーションが上がるものを選んでも構いません。
おすすめ1:logic Pro X (31,800円)
特徴:
ー初心者に優しい見た目
ーマックパソコンとの良い安定性
ーGarage Bandとのスムーズな連携可能
ーApple社のMac OSでしか使用不可能
ーかなりいいクォリティーの内蔵音源・プラグイン
こんな人にお勧め:
ーすでにMacのパソコンを持っている方
ーiPadなどの機材を使い、コントロールしたり、Garage Band使用経験がある方
おすすめ2:Ableton Live(スタンダードバージョン基準:¥48,800)
特徴:
ーオーディオ編集がとても便利
ーSession View機能を使い、楽曲制作はもちろんライブパフォマンスでも活用可能。
ーPush、Launchpadなど、さまざまなハードフェアコントローラー使用可能。
ーEDM, Hiphopなど、サンプルや打ち込み作業が多いジャンルの楽曲制作に便利
こんな人にお勧め:
ーEDMやダンスなど、打ち込みがメインである楽曲が作りたい方
ー楽曲制作以外にも、Live DJなどにもチャレンジしたい方
おすすめ3:Steinberg Cubase (アーティスト版基準 ¥31,680)
特徴:
ープロの中でも一番多く使われているDAWソフトの一つ
ークォリティーのいい初期音源収録
こんな人にお勧め:
ー作曲、アレンジ以外にも、レコーディング、ミックス、マスタリングまで、全作業を自分で行う方
ーとにかく信用できるDAWが使いたい方
その他:
Studio One, Bitwig Studio, Protools(レコーディング作業が多い場合)、
昔はDAWによって、機能や特徴に確実な違いがありましたが、
今の時代は技術の発展でどのDAWでも基本的な機能などは平準化されました。
なので、自分が必要とする機能に関して差が特になければ、
作業中、長時間画面を見ることが多いので、
自分のモチベーションが少しでも上がる見た目をしたDAWを選ぶことも、
いい判断の基準になれると思います。✨
3.MIDIキーボード
MIDIキーボード、もしくはマスターキーボードと呼ばれるものです。
少し広い意味で言うと、「MIDI入力を対応する全ての鍵盤」のことです!🎹
MIDIキーボードがなくても、DTMはできるんですが、
より楽にノートを打ち込むには、
やっぱりMIDIキーボードがあった方がいいですね!
MIDIキーボードを選ぶことにあたっては、
大きく二つで分かれられるかと思います!
おすすめ1 : デジタルピアノ
デジタルピアノは、楽器屋さんでよく見る、電気を使って操作できる鍵盤です!
最近のデジタルピアノには、
大体をパソコンに繋いでMIDI入力する機能がついていますので、
「MIDI入力に対応できる機種なのか」さえちゃんと確認すれば、問題ないです♪
デジタルピアノをDTM作業において選ぶメリットは、
内蔵音源とスピーカーがあるので、パソコンをつけなくても音を出して使えることです。
なので、コードとメロディーをまず作って、
アレンジとしてDTMをしたい方!
トラック中心の楽曲(EDM、Hiphopなど)ではなく、
コードとメロディーが優先されるジャンル(バラード、J-Popなど)
の楽曲をメインで作りたい方!
コード譜、メロディー譜を描きながら作曲したい方!
におすすめです!
下記に紹介するマスターキーボードに比べると、
ノーブ(knob)やパッド(Pad)、フェーダー(Fader)など、
コントローラーとしての機能は少ないですが、
パソコンをつけなくても音を聴けるのがとても大きい利点なので、
DTM作業もするけど、
”やっぱり音楽はコードとメロディーが一番大事でしょう!”
と思う方には、デジタルピアノがおすすめです。
おすすめ2 : マスターキーボード
多くの方々がDTMといえば、こんな形の鍵盤を思い出すのではないかと思います。
いっぱいノーブがついていたり、カッコよく光ったり。
DTM生活を憧れる人だと、
どうしてもマスタキーボードのかっこいいデザインに心を奪われてしまいますよね。
とても共感します。☺️
こちらのマスターキーボードと、
上記のデジタルピアノとこ大きい違いは、
「マスターキーボードはパソコンに繋げないと音を聞けない」
ところです。
パソコンに使われるキーボードは、
パソコンに繋げないと、何もできないですね。
マスターキーボードも一緒です。
基本的にマスターキーボードには内蔵音源も、スピーカーもなく、
パソコンにMIDI信号を入力するだけのものなので、
キーボードで書いた文字がパソコンでしか映らないように、
マスターキーボードで音符をパソコンに打ち、
パソコンから音を流す流れになります。
(最近は内蔵音源とスピーカーを持って、Standaloneで使えるものも出てますので、機種によって機能は異なります。)
ここまで聞くと弱点のように聞こえるかもしれませんが
実はマスターキーボードは、こういった方にはとても心強い武器になります!💪
・EDM, Hiphop, K-Pop、ダンスなど、トラック中心の楽曲制作を
メインにしたいと思っている方
・プラグイン、音源をマウスではなく、鍵盤のノープやフェーダーでコントロールしたい方
・Automation機能をノープやフェーダーでコントロールしたい方
におすすめします!
やっぱり鍵盤以外にも、ノーブやフェーダなど、
コントロールできるつまみがたくさんついてるので、
マスターキーボードの魅力は必要な時、必要なつまみをAssign(追加)させて使えるところですね!
他にもたくさん、便利で楽しいDTM生活を
支えてくれる機材やものはたくさんありますので、
これからどんどん紹介させていただきたいと思います!
以上、I’chiba’nでした!✨
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