未界域の小技集とEXデッキのカードたち
この記事は前回の記事で書く前に力尽きた部分を補完する記事となります。
こちらのnoteに目を通しておくと、言っている事がわかりやすいと思います。
EXデッキの採用カード
No.60 刻不知のデュガレス
2枚ドローでデッキを回します。効果が通った際のパワーもさることながら、4×2で出せる手頃さもデュガレスの強さです。スカルデットやキュリオスで誘発を見た後のリカバリをしたり、最速でアポロウーサを出しに行った後のリソースの消耗をケアする動きは、数多のカードの中でもデュガレスにしかできないでしょう。コストの安さを意識して取り回すとより良い展開ができるかもしれないので、これから未界域を使おうという人には覚えていてほしい事柄です。
宵星の機神 ディンギルス
性能モリモリランク8モンスターです。選んで墓地送りという強力な除去と味方全体への破壊耐性付与を併せ持つことにより、先攻盤面でも後攻捲りでも役割を持てます。この手のカードでは珍しく、魔法罠カードにまで耐性を付与できるのも高評価です。ただし、尖った強みがあるわけではなく、役割としても「あと一歩」の隙間を埋めるような補完的なところが主なので、他に入れたいカードがある場合は真っ先に入れ替わる枠だと思います。
トロイメア・ケルベロス/トロイメア・フェニックス
コピペ性能なので二枚まとめて解説です。後攻時に引いてしまった里などを有効札に変換するのが主な役割です。今はディンギルスを入れているためそちらを立てる事が多いですが、最終盤面にこれらのモンスターを添えても強いです。
コードブレイカー・ウイルスソードマン
コードブレイカーギミックの一部ですが、このカードはいくつか語れるポイントがあるので個別で解説します。まず、スカルデットと併用することで「こちらの先攻1ターン目で相手の場にモンスターがいる」という状況を作る事ができる点。これにより、相手の《無限泡影》や《PSYフレームギア・γ》をケアしながら展開する事ができます。《増殖するG》の発動後、《手札抹殺》まで妨害をガメる相手に対して有効な一手です。ゼロデイを押し付ける展開やソードマンを下マーカー持ちのリンク2として運用する状況を考慮して2積みですが、1でもいいかもしれないです。
ライトロード・ドミニオン・キュリオス
いつものライトロードのおっさんです。誘発チェックとニビルケアを一枚で引き受けつつ、通ってしまえばゼピュロスやシラユキといったパワーカードへのアクセスが可能な未界域の最強エンジン。このカードを特別なルートを必要とせずに出す事ができる・キュリオスでニビルをケアできるという事が、そのまま未界域固有の強みへなっています。このカードのリンク召喚で墓地にちょうど闇属性が七枚溜まるということもよくあるので、終わりの始まりを序盤で引いてしまった場合はまずこのカードを目指すのが丸いでしょう。
トロイメア・ユニコーン
多くの要素はケルベロス/フェニックスと同じですが、大きな違いとしてユニコーンは自分のカードも戻せます。そのため、
一,先一でチキンレースを対象に発動し、手札交換効果のリンク3として扱う
二,《トロイメア・グリフォン》の効果でセットした《魔法族の里》や《手札抹殺》といったカードをデッキに戻し、再利用を可能にする
といった動きができます。リンク3のため、ウイルスソードマン+シラユキなどで簡単に場に出せる手軽さも魅力ですね。
コードブレイカー・ウイルスバーサーカー
イカれ効果のリンク3です。リンク召喚時にモンスターを二体蘇生できます。ほんとになんで?グリフォン+FWDといったSPYRALじみた盤面はこのカードを絡めなければ辿り着くことは難しいでしょう。このカードが展開において一つのセーブポイントです。
ファイアウォール・ドラゴン
フリチェバウンスのリンク4です。貴重な妨害効果持ちのリンクモンスターとして最終盤面に追加できる他、バトルフェイズに入ってから効果で相手モンスターを除去する(ニビル+無限泡影のような誘発の持ち方のケア。Gツッパ後手ワンキルを仕掛ける際に)、やや苦しいですが墓地の未界域を拾って展開を途切れさせないといった使い方もあります。
鎖竜蛇スカルデット
手札を一枚増やす手札交換と実質的な召喚権追加効果を持つリンク4です。効果以上にそのリンクマーカーが優秀であり、
一,ウイルスソードマンと相互リンクできる真下マーカー
二,ゼロデイを押し付けられる上マーカー
三,ウイルスバーサーカーの蘇生を増やす左下マーカー
四,ウイルスソードマンを先攻で二枚使う展開で役立つ右下マーカー
と、捨てる部分がありません。効果以上にそのリンクマーカーの優秀さを個人的には評価しているモンスターです。
トロイメア・グリフォン
実に珍しくまともに制圧できるリンクモンスターです。手札交換に魔法罠回収にと他の要素でも隙がなく、ケチのつけようもないリンク界隈の優等生と言えます。
召命の神弓アポロウーサ
リンクマーカーが優秀な妨害効果持ちリンク4です。可能な限り4素材、最低でも3素材で出したいです。
アクセスコード・トーカー
言わずと知れた高打点リンクモンスターです。デュガレスで10600打点になったり、サロスを素材に7300打点になったりします。
閉ザサレシ世界ノ冥神
相手モンスターを素材にできるリンク5モンスターです。効果を発動せずに除去できるため相手の意識の外から妨害を踏める他、耐性に守られた結界波効果も強力です。
知ってて損しない小技集
未界域の積み方・切り方
未界域は性質上、手札内での同名ダブりに非常に弱いです。また、ドローを連打するというデッキの性質上、意識してプレイしていてもどうしてもそうなってしまうことはあります。なので、それをできる限り避けるためにデッキに積む未界域の種類は散らすように心がけています。レベル8未界域三種が各2積みだったり、ツチノコが二積みだったりするのはそれが理由です。
手札の未界域の効果を使う順番も、ダブり回避を意識する事が好ましいです。たとえば三積み+ゴキポールまで入っているモスマンは優先的に使う、といった具合です。この辺り慣れが必要な要素なのですが、「デッキ内の残っている同名未界域の枚数」と「捨てられた時に強い未界域」のバランスを考えてすぐに切るカードを選べるようになるとベネです。
この項で書こうとしてた要素を、リンクモンスターの説明のところで既に書いてしまったのでひとまずここで締めます。後々追記するかもしれません。