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何気ない挨拶がファンをつくる😁

 皆さんは「挨拶」という言葉の意味をご存知でしょうか?「挨」には心を開くという意味が、「拶」には近づくという意味があります。「心を開いて相手に近づく」、それが挨拶です。では皆さんは普段からそんな心のこもった挨拶をしているでしょうか?例えば、「おはようございます」と伏し目がちに、「行ってきます」「行ってらっしゃい」とささやくような声で、「お疲れ様です」と誰とも目を合わさず、「おかえり」とパソコンをたたきながら、これまた目を合わさず。これで挨拶と言えるのでしょうか。これでは挨拶言葉をただ形だけ交わしているにすぎず、気持ちがこもっていません。自分の心を開いて、相手の心に近づこうとする思いが感じられません。特に最近の若い方はこういったことが頻繁に行われてるのではないでしょうか。挨拶もただすれば良いというわけではないですよね。当時、社会人なりたての頃や転職した当初の頃はとにかく挨拶の仕方を徹底して力をいれていこうと決めていました。仕事の結果はコントロールできませんが、挨拶は違います。自分自身の心待ち次第で良くも悪くもなりますから自分でコントロールできます。普段何気ない生活の中に人間としての実力がでるわけですから平生をまずは磨いていこうと決めたんです。なぜなら専門的な知識や業務内容は後から勝手についてくると思ったからです。例えば、私が初めて一人暮らしをしたマンションでの出来事です。管理人のおじさんが休日を除いて平日は朝から夕方頃まで常住している形で、共用部の清掃とゴミの分別をしてくれていました。業務はそつなくこなしていましたが、笑顔が少なめで、あまり多くは語らない方でした。そこで、「この人で挨拶力を鍛えよう!」と勝手に決めて、毎朝出かける時には元気よく、「おじさん、おはよう。行ってきます!」とわざわざ近づいていって挨拶するようにしたのです。始めは、他に挨拶する住人がいなかったのか、後ろから脅かすような形となってしまい腰を抜かすことも笑。最初のうちは返事もなかったのですが、1週間ぐらいすると、おじさんの方から「村田さん、行ってらっしゃい」と、翌週からは「村田くん行ってらっしゃい!」と挨拶してくれるようになったのです。その後は、「今日は天気が良くて気持ちいいね!」「今日は雨降ってるから、気をつけてね」と話しかけてくれ、笑顔をみせてくれるようになったのです。きっと出勤後、私の部屋の前だけ特別にピカピカに磨いてくれているんじゃないかと思ってしまうほどに笑。私は今までよりも、明らかに気持ちよく会社に向かうことができました。そして、掃除のおじさんも、きっと以前より気分良く掃除に取り組めているのではないかと思うのです。これぞ「挨拶の魔法」です。誰もが人から気に入られたり、好かれたいなという想いを抱いています。そのため、一生懸命色々と自分なりに努力すると思いますが、実はこう言った基本的なところが抜けていたりします。そして、実はこう言った基本的なことこそが重要だったりします。皆さんも今日からの挨拶に気持ちを込めてみてはいかなでしょうか。

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