keisuke Tanaka

シニアアートディレクター。株式会社ecbeing。企業サイトのクリエイティブコントロー…

keisuke Tanaka

シニアアートディレクター。株式会社ecbeing。企業サイトのクリエイティブコントロール、コンセプトデザイン・デザインマネジメント・ブランディング等の支援に従事。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒。神奈川出身。

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UIデザイナーに必要な「ウォーリー思考」現役アートディレクターが語る

こんにちは。私は美術大学でグラフィックデザインを専攻し、長年にわたりデザインとテクノロジーの交差点で仕事をしてきました。UIデザイナーとして活躍されている皆さんに、今回の記事では「ウォーリーを探せ」という絵本から学べる重要なデザインの法則についてお話ししたいと思います。 なぜ「ウォーリーを探せ」はUIデザインに役立つのか?「ウォーリーを探せ」の難しさを振り返ってみましょう。膨大な数のキャラクター、背景、オブジェクトが1ページにぎっしり詰め込まれ、その中からウォーリーを見つけ

    • 「生成AIで誰もがクリエイティブに?現場経験がもたらす本当の違いとは」

      いくら生成AIが進化し、誰もが手軽にクリエイティブを作り出せる時代が到来したとしても、実際の現場での経験を持つ人とそうでない人のアウトプットには大きな差が生まれることは否めません。なぜなら、直接モノを見て、触って、感じることは、ビジュアルやデザインにおいて深い洞察力や感性を育むために欠かせない要素だからです。 現場で得られる「五感」とAIの限界 現場での経験が重要な理由の一つは、五感を通じて得られる情報の豊かさです。たとえば、プロのカメラマンが現場で撮影する際、光の当たり

      • 生成AIの美的偏りを打破する革新技術「ImageFX」の可能性

        日々ビジュアル制作に携わっていると、生成AIが生み出す人物画像に対して、一定の偏りが見られることに気づかされます。特に、AIによって生成される人物はセクシーすぎたり、過度に美化されたりする傾向があり、実際のプロジェクトにおいてバランスの取れたビジュアル表現を求めるクライアントの要望に応えられないことが多々ありました。所謂「普通っぽさ」がない。これは、生成AIが訓練データとして利用している画像に偏りがあるために、過度に理想化された美人像や、セクシーさを強調したビジュアルが無意識

        • 生成AIで実現する「デスク上で完結するアートディレクション」の未来

          「デスク上で撮影ディレクションを完結したい!」 それは私がアートディレクターとして長年抱いていた望みです。 私はIT企業でシニアアートディレクターとして日々、クリエイティブの力で企業が抱える課題を解決しています。 課題の一つとしてブランド認知向上であったり商品販促などがあり、制作においてクリエイティブなビジョンを形にするためには、多くの費用や人手が必要でした。商業ポスターやコンセプトビジュアルの撮影には、モデルやカメラマン、スタジオ、スタイリストなどの手配が不可欠でした

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