日記

某月某日

「はっきりさせれば、いよいよ救われるはずだ。」と長年思っていた。
しかし過日、「はっきりさせない方が良い。」ということが、皮肉にもはっきりしてしまった。

女心は秋の空、なんて可愛いものじゃない。
気持ちの波が酷いし、完全に私自身がその波に飲み込まれてしまっている。

自己管理能力が低い。自分を律するということができない。
要領がどうしようもなく悪い。上手くやろうとすれば、その分だけ空回る。
というか、そもそも頭が悪い。これに尽きる。

これから、どうやって生きていけばいいのか。
どうやって「私」に付き合っていけばいいのか。(もう、お前に付き合うのは心底嫌だ。)

もう少しだけ、器用にやれたら。
もう少しだけ、頭が良かったら。
もう少しだけ、性格が素直で、前向きだったら。
もう少しだけ、精神的に強ければ。
もう少しだけ、人間として人並であれば。

劣っているが故に、色々なことができない。
だけど、中途半端なもので、自分が劣っているということは分かってしまう。
どこかで期待もしてしまう。
厄介だ、この中途半端さは。

雨が止むのを待つしか、ない。
衝動的に行動することを控え、食べて、よく眠る。
そうやってまたいつも通り、雨が止むのを待つ。

雨が止めば、少し気が晴れる。
そして、その内また雨が降る。
また雨が止むのを待つ。

何の意味がある。それこそが意味だというなら、私はもう辞めます。

大切に使うね。