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今さらですが。

今さらですが、
明けましておめでとうございます。
そして今さらですが、2024年の振り返り。
まだ1月なのでセーフということにします。

昔から、何かを考えるときや思考をまとめるときは手書きでノートに書きたいという変なこだわりがあり、こっちのnoteからは少し遠ざかってしまった年末年始。でもやっぱり、移動時間でも湯船に浸かりながらでもベッドに寝転びながらでも書けるというのがこっちのnoteの良さ。ノートは一気に目を通せるという機能面も嬉しいが、紙の手触り感やペンの字で分かる書いてる時の自分の状態、目に見えて残るというアナログさが何より好きだ。だから本も紙派。Kindleのほうがコスパが良いと分かっていても紙は譲れない。

ということで、ノートで振り返った2024年を文章にしてまとめてみようと思う。キーワードは、別れ・否定しない・広がり・自然の4つ。




まず「別れ」。

昨年はこれまでの人生で最も別れが多い一年だった。学生という肩書き、切磋琢磨してきた同期たち、これまで会社を作ってきた中心メンバーの方々、高校のクラスメイト。どれも私にとっては大きく、その度に様々なことを感じ、考えを巡らせた。
総じて「今が当たり前じゃない」という頭では分かっていたつもりだったことを肌で実感したというのが月並みの表現だが、一番しっくりくる。
特に高校のクラスメイトにはもう会うことができない。強烈に自分の"終わり"を意識し、"いま"との向き合い方が180°変わった経験だった。ちょうどその頃に書いたのが『"いま"を生きる人でありたい』というnoteだ。

それに、別れは人を強くするということにも気づけた。尊敬する人に、軽い気持ちでふと「〇〇さんいなくなるの寂しいですね」と口にしたとき、「寂しいね。でも別れは寂しいものじゃないよ。強くなるチャンスだよ」と言われてハッとしたのを今でも覚えているし、実際そうだった。
別れがあったからこそ大きく成長できたというのは間違いない。





次に、「否定しない」。

一つ目は"いま"をより大事にするようになった、"いま"との向き合い方が変わったという話だったが、次は"自分"との向き合い方が変わったという話。これも23年生きてきた中でトップ3に入るくらいに価値観が変化した大きなトピック。ずっと弱い自分を認めなきゃ、弱いところも受け入れなきゃ、ともがいていた。特にここ数年は。でもある出来事がきっかけで「すべてのもの、ひと、その存在を否定しない」という言葉に出会ったとき、ストンと腑に落ちた。能動的に弱い部分を認めようとしなくても、ただそんな自分もいるということを否定しない。ほんの少しのニュアンスの違いだが"否定をしない"それだけで良いんだと気づけたとき、がんじがらめになって肩に重くのしかかっていた鎖が全部解けた気がした。
強い自分でいなきゃ、優秀な私でいなきゃ、何もできない私はいる意味ない、そうやって自分のなかで勝手につくりあげた理想の自分と比べては、今の自分のネガティブな部分にばかり目を向けて、自分で自分を追い込んで。誰かから何か言われたわけでもないのに、どんな事実にも無意識に「そんな自分はダメだ」という解釈をくっ付けてきた。
自分で自分を幸せにするどころか、自分で自分を不幸にしていたと気づいたときは絶望に近い感情を覚えたが、それと同時にこんな簡単なことだったのかと笑えるほどでもあった。「自分が変わればいいだけじゃん!」とまさに今までの価値観がひっくり返った瞬間だった。

そして9月に「自分を否定することを辞めます」と周りに宣言してから、否定モードに入りそうになったときには「事実はどれ?できたところは?良かったところは?」と自分に問いかけるようになった。そうすると、自然と仕事でのコミュニケーションの取り方も変わっていった。今までは誰かからのFBや意見、良かれと思ってしてくれた提案すらも、自分を否定する言葉のように受け取ってしまうことが多く、特に板挟みのストレスにはとても悩まされていた。最近は私個人に対しての言葉ではなく、起きた事象や私のアウトプットに対しての言葉として受け取れるから、自分自身が否定された気になって勝手に落ち込んだりすることはない。
その結果、気持ちの波が圧倒的に減った。少なくとも一ヶ月に1回は思い悩んだり落ち込んだりと気持ちが深く沈むことがあったが、ここ半年間はほとんどない。そりゃあ人間だから多少の波は今もあるけど、気持ちの沈む深さと、沈んでから上がるまでにかかる時間は大幅に改善されている。そしてやっと誰かに依存することなく、私は自分で自分を幸せにできると自信を持って言える状態になれた。言い換えるなら、やっと挑戦の土台が整った。


さくっと書くつもりが思いのほか盛り上がってしまっている。でもそれほど濃い1年だったということだ。飽きていなければもう少しお付き合いいただけると嬉しい。




3つ目は、「広がり」。

これはシンプルに価値観が広がったということ。主にプライベートの過ごし方が大きく変わり、交友関係や趣味が一気に広がる実感があった。大学4年生だった2023年は、インターン週5と大学週2でほぼ休みなしに動いていたおかげで"自分の時間"は無いに等しかった。2024年は大学が無くなったぶん、少なくとも週1日は必ず"自分の時間"を持つことができた。
最初の数ヶ月は、料理したりサイクリングしたり散歩したりカフェに行ったりと好きなように過ごした。まさにリフレッシュする休日といった感じ。
4月から夏にかけては、きっかけをいただきひたすら社外の人との交流で視野を広げた。毎週末や平日夜にも新しい人と初めましてをするという日々。自分の現在地を知ることもできたし、今後のキャリアを考えるうえでの軸を改めて見直すことができた。
そして後半は毎週のように今まで行かなかった場所に足を運んだり、些細なことでも"新しい"に触れる機会を増やした。というか気づいたら勝手に増えていた。そして日常で目にするモノ・経験するコトすべてがインプットになり得るし、遊ぶ学ぶ働くの間には境界線など存在しないのだと思い知った。なかでも特に印象深いのは、やはりひとり旅だろう。

改めて振り返ると、自分を「否定しない」という土台ができ、外に目を向ける余裕が生まれたからこそ経験することができたことばかりだし、そんな状態だからこそ、些細なことからも多くの学びを得られたのだと思う。





最後は、「自然」。

生きてるだけで幸せだと心から感じられるようになった。みんなに話したら「スピってる?」と冗談半分で言われたが(笑)、本気で思っている。
朝起きて太陽の光を浴びて、風を感じ、雨に打たれて、夜空を見上げれば月と星が光っている。人間の力など到底及ばない自然の力に、私たちは日々生かされている。目まぐるしく過ぎていく情報社会で搾取されていると決して気づけないこと。教えてくれたのは3冊の本だった。『旅をする木』『センス・オブ・ワンダー』『自然のレッスン』。ずっと手元に置いておきたい大切な言葉や考え方を沢山もらった。どこかで間違いなく流れる"もうひとつの時間"、自然が教えてくれる感動、生きているのではなく"生かされている"という感覚、自然"に"生きるという考え方、挙げ出したらキリがない。しばらくの間は、大切な人におすすめしたい本トップ3を飾るのもこの3つになると思う。

ここからはもう少し発展させて、自然と資本主義の両立、自然を生かしながらどう社会価値を創出していくのか、これからのビジネスの在り方といったテーマを深掘りしていきたい。



おわり。



ノートでは箇条書きと簡易的な文でまとめていたが、noteで文章にしたことで確実に私の血肉となり、より一層これからに活かせる気がする。


これでやっと私の2024年が幕を閉じた。

2025年はどんな一年になるのだろう。
今の自分からは想像できない1年後を迎えられると思うとワクワクする。


だいぶ長くなったから2025年の目標は簡潔に。

・見えてきた自分らしさを尖らせる
・新たな出会いを自らつくり続ける
・将来のビジョンをアップデートする

以上。


今年もよろしくお願いいたします。



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