楽しむ大人
吹上ホールの《博物マニア》に行ってきた。
とても良いものを浴びてきた、それに尽きる。
大人が自分の好きを形にし、それを人に伝え、また受け手もそれを楽しむという循環があった。
私は好きなものを好きと言うのが苦手である。好きだと主張すれば笑われたり、その程度でなどと嘲笑されるのではないかと怖くなる。また好きだと口にすることで対象から嫌われるのではないかと怯えてしまう。そもそも私の好きって何だろう、とまで考える。
今日出会った人々は自分の好きをありったけに伝える術を持っていた。そして何より、素晴らしく明るい顔であった。喜びを顔いっぱいに漲らせている、と表せば最適である。
それは私の目には、
とてつもなくかっこよく見えた。
楽しむ姿はこんなにも周りを楽しくさせるのか!
まだ言葉で言い表せられていない。
それくらい、とても感動したんだ。
自分はこれが好き!と言える何かを得たい。