【私=LOVE#1】歌詞が好きだ編
「推し活」という言葉が世の中に浸透してきた今日この頃。私はライターとしての自分のキャッチコピーを「あなたを推す人」にしています。これには「クライアントのファンとなって応援したい」「応援を軸にライター業をしていきたい」という思いを込めているのですが、私自身が「推し活」をしているキャラクター性の表現でもあります。
というわけで、私が推しているアイドル「=LOVE」の好きなところとか、推したくなっちゃった理由とか、守りたい笑顔とか(?)について語らせていただこうと思います。一度に全部は語り切れないので、今回は歌詞についてお話しさせてください!
(自分についてのnoteを書くのが久しぶりなので緊張しています。アハハ)
=LOVE(イコールラブ)とは
=LOVE(イコールラブ)は10人組女性アイドルです。平成のトップアイドルであり自身もアイドルファンである指原莉乃さんが「理想のアイドルをプロデュースする」として代々木アニメーション学院とともにオーディションを実施し、誕生しました。グループ名の由来は以下の通り。
2017年から活動を開始。努力を重ねファンを広げ、6周年コンサートではさいたまスーパーアリーナ2daysを成功させた彼女たち。今年9月の7周年コンサートはKアリーナ横浜で開催します。
7年間、アイドルとして努力し続けている彼女たちとスタッフに感謝が止まりません。歌って踊ってパフォーマンス見せてくれてありがとう……
さて、本題に移ります。
一気に「あの頃の夏」へタイムスリップ
私がイコラブちゃんに出会ったのは2021年の1月、結婚を機に退職し夫と同居を始めてから2週間ほど経った頃。モーニング娘。、AKB48を歌いながら学生時代を過ごしてきたのですが、社会人生活が忙しくてアイドルシーンからおいてけぼりに。「そういえばさっしーがアイドルプロデュースするっていってたけどあのプロジェクトってどんな感じになってるんだろう?」と調べているうちにYouTubeがおすすめしてきたのが青春“サブリミナル”。
王道アイドルソングって感じの勢いあるイントロで再生した瞬間に引き込まれたのですが、衝撃だったのが指原莉乃さん自身が書いている歌詞です。
とにかくリアル。自分の思い出かのように情景が頭の中に浮かぶんです。1番のAメロからラスサビまで、だんだんと恋心が大きくなっていく様子が描かれているのですが、主人公が一人称で語るだけではなくて、彼女を囲む風景や聞こえてくる音の描写が細かい。なによりも引用したサビ前の「リュックに炭酸 そんな事もうどうだっていいよ 走れ」という歌詞。
高校生の夏すぎる!!!!!!!
わかる!!!高校生のころ、なんでもかんでも詰めたバッグをガチャガチャ言わせながらバス停に向かって走ってた!!!!リュックに炭酸で走ってるって、もう、制服の子たちが出てくる夏の炭酸飲料のCMじゃん!!湿度が高い青い空!白い雲!セミの声!!!
それに対して今の自分はトートバックに常温の水を入れて歩いてるわけですよ。高校時代を思い出してエモくなるだけじゃなくて、自分がリュックに炭酸入れたこと気にしないで走ることはできない大人になったという時の経過にも気がついて、「もう戻れないあの頃の青春」との距離感で切なさマックスになるんですよ。私は炭酸は飲まない高校生だったのですがリュックに炭酸を入れていた気がします。(どういうこと????)
そしてそして、実はここまでの歌詞では主人公の心の葛藤は描かれているものの、何歳くらいなのかわからないんですよね。(アイドルソングだし「青春」って書いてあるし、高校生くらいじゃない?という先入観はありますが。)
それがこの一文で、「主人公、好きな人がいて悩んでるんだな〜」くらいの解像度から、「高校2年生の夏。部活終わりに制服に着替えてリュック背負って、帰りながら飲むために自販機で買った炭酸飲料入れて下駄箱を出た。一学期を過ごすうちにそわそわしてきた気持ち。いや、期待するのはやめよう。あ、あの後ろ姿はあの子かもしれない。気がつくより先に足が動いて走ってた」くらい妄想が捗っちゃうんですね、一気に。加速力エグくないですか????
そんなこんなで一瞬にしてイコラブちゃんにフォーリンラブしちゃったわけです。
夏な曲についてお話ししたので、次は冬な歌詞を2曲続けてご紹介します。
尊すぎるカップルエピソード第一位
多くは語りません。2曲続けて聴いてください。制服を着ている頃、おそらく寒空の下ベンチに並んで座りコンビニケーキ冷めたチキンで幸せ感じてるカップル。絶対可愛い。保護指定すべきカップル。中高生のコミュニティに1組はいる、生徒時代から付き合ってて空気感が似ていてあのふたり、卒業後も幸せでいてほしいなあってみんなが温かく見守りたくなるタイプのカップルの5年後……尊すぎて………ご祝儀送らせてください…………(親指がグッズショップへ)
エゴと葛藤だらけの私を肯定してくれる
私はアイドルは職業であり、音楽やエンターテイメントのジャンルの一つだと考えています。アイドル自身にはアイドルではない時間や側面があるもの。大切な人がいてもいるかもしれないし、はっちゃける時だってある。
ステージに立ち、歌やダンス、表情、衣装で曲の世界を表現し、パフォーマンスを全力で楽しんでいる姿を見せてくれたら、ステージを降りている時間については自由で、私がとやかくいうことではないと思っています。
一般の会社員がそうであるように、転職、つまりアイドルではない仕事を選択することも自由。結婚したり子育てしたり、海外留学に行ったり、本人の歩みたい人生を歩んでほしい。たまに世界のどこかで、あのコンサート楽しかったな〜ってアイドル時代を思い返してにこにこしていれば、ライブで同じ空間を過ごすことがなくなっても私は幸せだなぁ、と。
いいえ、私はそういう思いたいし、そういう私だと思いたいんです。
本当は、できることならば、願いが叶うならば、ずっと衣装を着てステージでキラキラしている姿が見たい。一年に一回とか、5年に一回とかになってもいいから、=LOVEとして集まってステージに立ってほしくて。いつかくる日とか、いつのまにかお知らせの間隔が空く期間とか来てほしくなくて……
でもやっぱり人生は本人のものだから。そんな私のわがまま届いてほしくなくて、でも、そんなこと考えてる時間もったいないから、推せる時間を楽しむのみ!!!
だけど……
という無限めんどくさい思考を持つ私にグサっと刺さった歌詞がCメロと落ちサビをつなぐ「星の幸せを願った だけど… でもね」という歌詞。(ポップス詳しくないのでCメロ・落ちサビ違ったらごめんなさい)
歌詞だけじゃなく、ここまではいろんなサウンドが重なり疾走感があった音楽が、この部分でちょっと静かになりテンポが落ちる感じがするのも、「推しが大好きだーーー!!」っていう毎日にたまにふっと訪れるアイドルファンの不安や葛藤を表しているのかなと思います。
この曲はMV公開直後からイコラブファンだけでなくさまざまなアイドルのファン、さらには舞台俳優、スポーツ選手、競馬などなど引退や卒業が将来的に予想される推しがいる方々に話題になりました。人それぞれ、心に残る歌詞やフレーズがあり、コメント欄にはたくさんの推しへの素敵な想いが集まっているので、ぜひコメント欄も合わせてMVをご覧いただけたらうれしいです。
3000字で好きな理由をいくつか、と思って書き始めたのに気がついたら好きな歌詞だけで3000字超えてました。語りたい歌詞だけでもまだまだあるのに…!また書きます。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
暑い日が続きますので、ぜひこちらの曲も聴いてください!