主務日記#120,121,122

2023年5月24日

個人的には、浦安に負けてから全然立ち直れなかった。

身体というか心というか、全部が重くて、
グランドに行くのも億劫だったし、球研にもなるべく行きたくないと思っていた。

自分にとって天皇杯に挑む機会はきっと人生最後だったし、大学生としてJクラブを倒していく未来を描いていた。

過去の日記にも書いた通り、僕にとって天皇杯は思い入れのある大会だった。
取り柄のない1年生だった僕にワクワクする未来を見せてくれたのは、2020年の天皇杯での躍進だった。
柏レイソル戦でさまざまな企画をし、クラウドファンディングと紐づけていろんなトライをしたのは去年の天皇杯。

天皇杯は、大学リーグやカップ戦に比べて圧倒的に反響が大きい。
目の前の試合に優劣をつけるつもりはないが、組織の未来やこれからのトライのことを考えると、やっぱり勝利の価値は格段に大きな大会だと思う。

とはいえ、僕らは負けた。

冷静になって振り返れば、負ける要因はキックオフの以前にいくつもあったのかもしれない。
そこを見過ごして、いや、曖昧に見えないふりをして、そんな積み重ねの結果だったのかもしれない。
そんなのは勝敗には関係ないだろと多くの人が思うような小さなことかもしれないけど、僕はそこに勝敗が宿っていると思っているから、それをどうにもできなかった、しなかった自分が情けなくてしょうがない。
もし詳しく知りたければ、直接聞いてください。
具体的な僕の後悔はいくらでもある。

多分、僕はまだ立ち直れていない。
ふとした瞬間に脳裏にフラッシュバックするし、
寝ようと思って目を瞑るとタラレバの後悔が沸いて溢れる。

選手は週末の流経大戦に向けて頑張っているのに、自分が情けない。

良くないのはわかってるし、自分でも吹っ切れないといけないと思っている。

でも、勝ちたかった。その先を望み過ぎた。

大丈夫。きっと、大丈夫。

後悔を態度には出さないようにしている。
まあ、これ読まれるとすぐバレちゃうけど。

みんな、土曜日に向かって全力で行ってくれ。
みんなのその背中を観て、僕はいつも頑張ってこれた。

頑張れ。

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