ラム肉のトマトスープ(ハリラ)とクスクス
かれこれ40年ほど前、パリ近郊で開かれたNGOの国際会議に初めて参加するために旅行した折、同行の友人に連れてってもらったパリのモロッコ料理店(別の日にベトナム料理店も連れてってもらったと記憶している)でいただいた。その友人いわく、生粋のパリ人はバカンスでいないシーズンなので、フランス料理店に行っても外れる可能性が高い、モロッコやアルジェリア・ベトナムはかつて植民地だった国で夏でも外れがないからお勧め、とか。
何肉のスープだったのか、どんな味だったのか、もはや記憶には残ってないのだけど、たぶんこんな味だったよねとラム肉でつくってみた。トマトベースで割とシャバシャバしてるスープと、夏野菜と、肉(鶏かラム肉のどちらかだったろう、宗教的タブーがない肉ということで)。
実は昨日もつくってみたのだが、トマトがぼってりし、赤いシチューの呪物みたいなものができてしまった(汗)。寝覚めが悪いので、今日また作り直してみた。トマトはシチリアンルージュをオーブンで焼いた自家製のセミドライトマトを使用。後はにんにく、玉ねぎ、茄子、ズッキーニ、マッシュルーム。ラム肉は焼いてから煮込んだ。クスクスは塩とオリーブオイルを混ぜて、熱湯注いで蒸らすだけ。
ハリッサがあればさらに本格的なんだけど、チリパウダーとクミンで、それらしい感じの味に。