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英検:小1我が子の初受検

今日、小1の我が子が初めて英検を受検しました(5級)。

初めての受検を終えた帰り道、

「練習より難しくなかった!満点の自信ある!」

と、達成感はじける笑顔で教えてくれました。


我が子は3歳半から6歳半の約3年間をアメリカですごしました。

英語0から、プリスクールの先生方やお友達に囲まれながら自力で英語を習得し、ネイティブの子たちに劣らない英語力を身につけていました。

帰国直前に受けたJr. EPT(GOLDレベル)のテストでは、Nativeレベルの98%というスコアを出していました。スピーキングとリスニングは全く問題なく、英語の絵本もたくさん読んでいて、ChatGPTにスペルを聞きながら自分で絵本を作るぐらい、リーディングやライティングも興味を持ち始めていました。


渡米して2~3か月経った頃は、「英語いや!幼稚園いきたくない!」という日も何度もありました。

日本語が達者になった頃に突然日本語の通じない場所に連れてこられて、さぞつらかったと思います。

そんな思いを乗り越えて、徐々に友達が増えていき、信頼できる大好きな先生たちと出会い、アメリカ生活を順調に送っていました。

2年間通ったプリスクールも無事卒業して、キンダーガーテンでも学年を超えてたくさんの友達ができ、毎日楽しそうに学校に通っていました。


そしてまた、慣れた環境、出会った友達や先生と離れなければならない帰国のときは、突然訪れました。

キンダーガーテンの最終日を終え、車中で静かに涙する我が子を見て、日本の生活にいち早く慣れるように、楽しいことをたくさんできるように、我が子の笑顔をたくさん引き出せるように全力で支えようと決意しました。


そして、せっかく培った英語でのコミュニケーション力を維持し向上させたい。またいつか、アメリカの友だちと会ったときに話ができるように。そんな思いで帰国後すぐに、近くの帰国子女専門の英語スクールに通い始めました。

ただ、帰国してすぐの我が子にとって、英語=アメリカの友達との楽しかった日々との別れを思い出して悲しくなる言葉でしかありませんでした。

英語スクールはアメリカのキンダーガーテンのような飾りつけをされていて、英語を楽しく学べるように工夫されていることが多いと思いますが、それも我が子には却って寂しい気持ちを誘発させるものだったようです。

体験授業のときは「とっても楽しかった!また行く!」と入塾を即決したのですが、海外経験のないクラスメイトと合わなかったり、「アメリカではこうだったのに」と思うことが日本の英語スクールでは違っていたりとストレスもあったようです。

スクールのスタッフの方々には我が子の状況を都度正直に相談し、密に連携しながらサポートして、徐々にまた楽しんで通えるようになっていました。

ところが。

「今日楽しかった!」とレッスン後に話してくれる日が続いた矢先、英語スクールの授業参観があり、リモートで参観していた私は危機感を覚えたのです。

先生は経験豊富で授業もすばらしく、教材も良いものを使っている。

ですが、

クラスのレベルについていけていないであろう子が、関係ないことを言ったり、他の人の順番のときに妨害したり、やる気がなかったりして何度も先生に注意されている。

アメリカ在住経験がある子でも、我が子の意見を「違うよ」と真っ向否定し、自分ばかり話そうとする。

これでは我が子が話す時間が少なくなっていくばかりか、どんどん自信を失っていくのではないかと危惧しました。

参観日で子どもたちもテンションが普段と違ってしまい、たまたまそういう雰囲気だっただけなのかもしれません。


それでも、これまでの我が子の努力が無駄になってしまう可能性が少しでもある以上、「英語スクールだけではだめだ」と思い、他の方法もリサーチするようになりました。

そして、我が子が興味のありそうな、Minecraftを使ってGame-based learningを行っているGlobal Step Academy(GSA)のレッスンを体験することにしました。

GSAのレッスンについてはまた後日、気が向いたら詳しく書いてみようと思いますが、ネイティブの先生とのMinecraftレッスンを体験し終えた我が子は、

「もう終わったの!?まだやりたい!」

と本当に楽しかった様子で、会話もアメリカの友だちと話しているときのようにとても自然に言葉が出ていて、「受講料は高いけど、興味あることで楽しく英語を学べるならやってみよう」と受講を決めました。

サポートもかなりしっかりしていて、我が子に合った学習プランを相談できました。リスニング•スピーキングに比較してリーディング•ライティングはまだまだ難しいのですが、それでもレベルチェックでは現地のGrade 1と同等レベルとのことでした。

GSAを受講し始めて2か月、現在はスピーキングのコースを週1回と、Minecraftのコースを週1回受講しています。英語スクールも継続していますが、それぞれの学習がうまく相乗効果を発揮しているようで、英語スクールでの学習にも余裕ができ、「今日こんなことをして楽しかった!冬休みのことをたくさん話せて嬉しかった!」とポジティブに受講できているようです。

冬休みにケアンズに行ったのですが、そのときの経験を英語スクールでもオンライン英会話でも話す機会がたくさんあり、楽しかった体験がどんどん記憶にも刻まれていっているようで、「次はフィリピンに行ってみたい!」とか「全部の国に行けちゃうんじゃない!?」などと、海外への興味も深めているようでした。
(ケアンズ旅行の話は気が向いたらいつか書くかもしれません)


そんな中での英検初受検。慣れたスクールでの準会場受検だったのもあり、終始落ち着いて受けられたようです。

英検受検のきっかけは、我が子がおやつを食べている間に私がTOEICの勉強をしていたとき。

実は英語スクールでの我が子の様子に危機感を覚えたとき、「自分も英語を勉強しよう!」と決意し、TOEICを受けることにしたのです。

マークシートとリスニングの音声に興味が出たようで、「それなに?自分もやってみたい」というので、英検5級の過去問をちょっとさせてみると、おやつをむしゃむしゃ食べながら片手間で正解していくではありませんか。

ちょうどスクールから英検の案内がきていたときで、まさか自分から「受けてみたい!」と言うとは思わず驚きました。

世の英検合格しているちびっこ達はどういう経緯で受けるんだろう?といつも不思議でしたが、身近な人が受けていたり、当たり前に受けるものと思っていればすんなり受けるのかもなぁと思ったりしました。


そんな経緯もあり、英検を受けることになったのですが、特別な対策は特にせず、普段の英語スクール+GSAのオンライン英会話と、本人が好きで見ているMinecraftのYouTube(最近はCrafteeという人がお気に入り。ずーっと喋りまくってます。)と、スクールで借りる絵本、Oxford Reading Treeのトライアル期間プラスα、あとは1週間前に時間を計って過去問を練習するのと、受験当日に並べ替えの問題をちょこっと練習しました。過去問は、並べ替え問題のやり方だけ少し教えて、リーディングもリスニングも満点が取れていました。

英検は説明が日本語で長々と書いてあり、フリガナを振ってはいるものの、小学1年生がすらすら読んで理解できるものでもない感じなので、我が子の傾向を見ながら、以下のようなアドバイスを事前にしておきました。

  • 日本語の文章は読まなくていい
    (母とか父とかフリガナふられても意味が分からない泣)

  • とにかく英文をしっかり読む

  • ちょっとくらい読めない単語があっても気にせず選択肢まで読む
    →正解か、絶対合わないものが必ず分かるはず

  • ちょっとでも分からない問題があったら番号の横に「?」を書いて、「3」をマークしておいてさっさと次に進む
    →時間が余ったらそこに戻って落ち着いて解きなおしてみる

  • 並べ替え問題:ごちゃごちゃでも書いてある順番のまま読んでみて、自分が違和感のない順番に並べればOK

  • 並べ替え問題:最後に"?"があるかないか、主語(IとかSheとか)になりそうなのがあるかないか、notがあるかないかで、肯定文じゃない疑問文(Do you ~?/How many ~?)か命令文(Take a bath)、否定文(I'm not)になるから気をつける

文法用語を知らない小1帰国子女に命令文だの疑問文だの説明するのは難しかったのですが、そこは例文で「Take a bathみたいな文があるでしょ?」とか言いながらなんとか分かってもらいました。


本番では、リーディングで困った問題はなく15分くらい時間も余ったようで、リスニングも1回目の放送だけでほぼ全て解けたみたいです。

問題冊子はスクールの先生が預かっていて、明日の結果速報でも自己採点はできないので、結果がわかるのはまだ先になりますが、実力を発揮できたのなら満点も夢ではないと思います。

「結果楽しみ!」と自信満々に話す我が子が眩しく、誇らしく、「がんばったね!自分のことをたくさん褒めてね」と言っておやすみしました。


さぁ、今度は自分の番。TOEIC満点目指してがんばるぞ!


ここまで読んでくださりありがとうございました。

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