LEAPモデルを知ったばかりの知識でかみくだこうと汗かいた話
会社で経営戦略について学ぶ機会をいただきました。
その中で出てくる課題図書からの気づきや感想、ぐっと来たことをを綴っていきます。
アウトプット!!重要なのはわかっていながらも、なかなか大量には出来ず……。1回1回が生みの苦しみを味わいながら、自分なりの解釈をつづっています。
前回に続き、弊社の経営戦略の講義に向けた課題図書アウトプット。
今回は「成長企業の法則」です。
この本の中では「LEAPモデル」という前回まで読んでいた、MBAの本には出てこない新しい理論を使って成長企業の条件とは!?がまとめられています。
LEAPモデルとは、L・E・A・Pの頭文字のを持つ二律背反な要件をまとめて理論化したもの。
L Lean(リーン)・Leverage(てこ)
E Edge(尖り)・Extension(ずらし)
A Addictive(こだわり)・Adaptive(適応力)
P Purpose(大義)・Pivot(一歩踏み出す)
Lはビジネスモデルの要件、Eはコアコンピタンスについての要件、Aは企業DNA、Pは志の要件を表しています。
むずかしい……。
このLEAPモデルは、前回の課題図書にでてきた各種理論を著者の観点で咀嚼し結合し、まとめあげ、たどりついていると理解しました。
なので、新しい理論を覚えようとするのではなく、MBAの本で学んだ理論(これだけでも脳みそがひいひい言ってます)に当てはめながら事例を読み、学習済みの理論に対する理解を深めることを意識して読みました。
そうすることがMBAの本で学んだ理論の理解につながり、結果としてLEAPモデルの理解への近道にもなるかなと。
(LEAPモデルのように解釈や切り口を多用にもつ理論をしっかり理解することは今の自分では難しく今回は断念しました)
LEAPモデルを今ある知識で話そうとするとこうかな。
LEAPモデルをMBAの本に出てきた理論(言葉)を使いながら説明すると、
秀でた1芸(ケイパビリティやコアコンピタンス)を軸足に置き、ただの一発屋で終わってしまわないよう、スケールさせるため、サステイナビリティを保つため、事業をピボットし持続可能な成長戦略をとっていける企業がグローバル企業になるための条件であると語られていると理解しました。
そして、ピボットを行うときにベースになる大切な考え方が次の2つです。
①二律背反な要素を共存させることができること。
②ピボット先はシナジーを意識すること。
①二律背反なものを共存させることができること。
上記で言うと秀でた1芸(ケイパビリティやコアコンピタンス)である静的DNAと、ピボットして事業を広げていく動的DNA、の相反する2つの要素をともに実現させていることがそれにあたります。細かい部分で二律背反共存話は他にもありましたが、今回は割愛。
②ピボット先はシナジーを意識すること。
ピボットでひろげる領域は、アンゾフのマトリックスをベースに、企業ドメインの範囲内で考え、かつシナジーを意識することで成功確率をあげていくことが必要。
この考え方をあたまに、事例を読み振り返るとグローバルで活躍できる企業というのは、全てのステークスホルダーに対し目くばせをができており、誰かひとりがおいしい思いをするのではなく従業員も株主も消費者も利益を得ることができる状態を実現している企業であることがわかります。
当然と言えば当然なのですが、それができる企業は生き残っていく確率はあがるだろうし、誰からも愛される企業になると感じました。
<全てのステークスホルダーに対し優しい企業例>
・ネスレ
・ホールフーズ
・デンソー など
解釈や理解に「それ違う」「考えが浅い!」などあれば、1年後の自分、正してください。