TRPGセッション二回目で配信オンラインセッションのKPをやった人の記録② -配信画面作成、本セッション編-
(①はここから)
・配信画面作成
キャラメイクが終わり、一週間の時間がありましたので、まず最初にやったのはキャラに合わせてシナリオを調整することでした。1人耐久力のあまりに低いキャラがいて再序盤でキャラがロストする可能性があったのでそのイベントのダメージ量を減らしたり、エンディングのイベントをキャラ設定に合わせたりしました。
セッションの配信にはココフォリアを使いました。正直どういう風に使うかよくわかってなかったのですが、最初覚えるのに苦労したものの覚えてしまえば非常に機能が整理されていて使いやすいなと感じました。
私は絵が描けないのでフリーのイラストや写真サイトから背景を探すことにしました。使ったサイトはこのあたりです。
無数の画像から選ぶことができて、便利な世の中だなと思ったのですが、ただイメージしているものがイメージしている通りに見つからないことはもあり、ちょっと加工したり、うまくこじつけたりして使っていきました。特に一番のこじつけ(できてない)のは、円柱型の機械というものがあったのですがどうしてもそれっぽいものがなく結局こじつけたのが…
…はい。さすがに無理がありましたね。
・本セッション
そして当日を迎えたわけですが、これだけ準備しても
TRPGというのはやはり人間がするものだから何が起きるかわからない
気づいてない見落としはいくらでもある
というものを思い知らされたセッションとなりました。
一番反省しているのが最初にこのシナリオの簡単な構成を話さなかったため、PLの二人が前半からとにかく警戒させてしまったことです。こちらにとってはまだ前半だったのがあちらはクライマックスだと思ってしまったようで(2番目に行く部屋をボス部屋だと思わせてしまった)、実際に「ここで第一幕終了です」というと「えっ!?」とPLが反応していたのが申し訳ないことしてしまったなと思いました。最初に「このセッションは☆☆☆(ネタバレ回避)」ということを伝えておけばよかったなと思っています。夜のセッションなのであまり長くしたくないという思いがあったのですが、この一つの抜けのせいで予定より1時間近く伸びてしまい、最後の方、KP,PLともにちょっとスタミナ切れになりかけてしまいました。
ただ、第一幕が伸びたことでPL二人はとてもよいロールプレイをしてくれて、それがセッション全体の盛り上がりになったので、ほんとにお二人には感謝です。また、経験豊かなサブキーパーのNPCの演技がほんとにすごくて、これが経験のなせる業かなと思いました。
そのあとも皆さんのロールプレイは素晴らしくて、自分もこれを引き出すこと、できる限り邪魔しないように心がけました。そのためのアドリブも少し入れたりしました(セッション見た人向けに言うと服の中にあれが入ってるのはアドリブです)
全体に個々の展開は考えていても全体の大きな流れをまだつかめていないことが多く、それがちょっとした詰まりにつながっていたなと思います。他にも戦闘の際のダメージボーナス計算忘れてたりとかわりとやばいのもあったんですけど、全体にほんと皆さんに助けられていいセッションになったなと思います。何よりシナリオが素晴らしかったので自分はかなりの部分シナリオ本に従うだけでよかったのも本当にやりやすかったです。
とまあ冷静になってみると反省しきりの初KPだったわけですが、それでも本当に楽しかったです。こちらに見落としがあるというのは逆に言えば想像を超えた展開になるというTRPGの面白さでしょうし、配信セッションだったことで見ているみなさんがどう感じているかも面白かったです(このセッションはあるアイテムがすごく目立つ展開となったのでそれへの反応も多かったです)また、このシナリオはある飛躍した展開があるので、そこの反応も非常に面白かったです。「この先のあれを見たらどんな風にするかな?」とか思いつつシナリオを進めていくのはとてもわくわくする瞬間でしたし、きっとそれはKPの楽しみの一つなのでしょう。所謂ダイスの神様というものを感じる瞬間もありました。
また、セッションが終わった後セッションについて延々と話し合いたくなるのがTRPGの魅力だなと思いました。また、私自身も次のセッションが早くやりたいなって思いましたし、セッションを見ていた視聴者も自分もやりたい!と言ってくださる方がいたのも嬉しかったです。まあ、その結果配信の時は「次は秋ぐらいかな…」と言っていた次のセッションが明日になる(こちらは配信せずクローズのセッションになるので見たい方は個別に連絡ください)わけですが(笑)
・結論として
みんなの協力があればKPはできる!
できてなくてもセッションは楽しくなる!
と思いました。ぜひみなさんもあまり怖がらずTRPGなりKPなりやってみたら、他では味わえない楽しい世界に触れられるのではないかと思います!