TRPGセッション二回目で配信オンラインセッションのKPをやった人の記録① -事前準備、キャラメイク編-
7・10に新クトゥルフ神話TRPG「夕焼けの街」のオンラインセッションをツイキャスで配信しました。僕はTRPGセッションは二回目で、それでKPを、しかもツイキャスでの配信も管理しながら、というよく考えればかなり無謀なことに挑戦しました。その期間によかったこと、もっとこうすればよかったことをキャラメイクまでの準備と、実際のセッションに分けて記録しておこうと思います。なお実際のセッションは長時間となったものの、PL二人、そしてサブキーパーのおかげでとても熱いセッションとなりましたのでよければこちらのアーカイブをご覧いただければと思います。
・事前準備
シナリオは中尾ヤスヒロ様の「夕焼けの街」を選びました。理由は単純に配信のためのセットが販売されていて権利や素材が整理されていたからです。
購入してから、経験豊かなサブキーパーに「まずフローチャートを作るといい」とアドバイスを受けたので、シナリオの流れを作って、どこでどういう詰まりどころがあるか(ここでこの判定に失敗したら情報が手に入らないけどどうするか、ここでまずい選択を選んだらどうフォローするかなど)をリストアップするということをしました。
正直なところ当日のセッションではそのチャートを見ると言うことはほぼなかったのですが、この時構築した流れや、フローチャートを書く際に得たKPとしてシナリオ全体を考える感覚が本セッションの際にとても役に立ったと思います。このシナリオを進めるにはPCにどのアイテムとどの情報を渡す必要があるのか?とか、ここでうまくいかないということはPCは今どんな考えなのだろうとか、そういうシミュレーションすることができました。
また、このシナリオは学生探索者のシナリオなのですが、自分が持っているのが基本ルールブックだけで学生探索者のデータが載っているサプリメントを持っていないのと、調べてみたところ結構複雑なルールであるということ、またこのシナリオがあまり職業技能が問題にならないということで、「〇〇志望の学生という設定にして、その職業とみなして技能を取っていい」というハウスルールを作りました。
・キャラメイク
キャラメイクの結果、こんなキャラができました!
キャラメイクはセッションの一週間前にしてもらったのですが、このあたりでなんとなく「こんなキーパーをやりたい」というのが決まって、それは「PLの考えや行動にある程度理由は求めていきたいけど、その理由は自由にしてあげたい」という感じです。
今回で言うと、PC1の澪のPLが「法律家志望だけどシナリオ攻略に役に立たなさそうなので法律を取らないというのはいいか」と聞いてきたので「法律に詳しくない理由を説明できればいいですよ」と提案したところ「STR低いので六法全書が持てません、なので六法を自分で作ろうとしてる子です」という冷静に考えたら何言ってるかわからない返答が来たのですがとても面白かったので採用することにして、そこからキャラが広がっていきました。 また晶のPLは自身がサプリメントなどに造詣が深く、特にコエンザイムQ10、いや還元型コエンザイムQ10をとても愛用されているので、それを生かしたキャラクターを作ってくれて、とてもセッションの時にやりやすいキャラとなったと思います。
全体にちょっとしたきっかけでキャラクタの深みや関係性が一気に転がっていくのがとても面白く、そのきっかけを強制的でなく作れるのがいいKPなんだろうなと思います。一方、ダイスの振りなおしルールなど、なんとなく考えていたものの抜けていたところがあったためにスムーズな進行ができなかったところもあって、それは反省点でした。
そうして、キャラクタができました!実際のセッションで何を感じたかは後日掲載します!