小原工芸和紙の魅力
手漉き和紙の漉き方日本において、最も主流に行われている手漉き和紙の製法は、「流し漉き」というものだそう。
日本に最初に伝わった紙漉き方法は、「溜め漉き」と呼ばれるもので、中国から伝わったものだ。この方法は、厚い和紙を漉くことには適しているが、薄い紙を漉く時には、ムラになったり、穴が空いたりと不都合もあるという。そこで、薄くても破れない紙を作るために、「流し漉き」という方法が開発されたとも考えられている。「流し漉き」は、西洋にはない東洋の漉き方で、日本では特に発展した方法のよう