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スーパー戦隊の批評・応用実践編その1〜スーパー戦隊の「演出」とは何を指すのか?実例付きで解説〜
さて、ここまでで基礎編は終えたので、今日から値段を上げて実際にスーパー戦隊をはじめとする映像作品についてどういう見方をしているのかを細かく解説していきます。
値段が一気に上がりますが、その分教える内容も質もレイヤーを上げていますので、決して損するような内容にはしていません。
今回皆さんにお伝えししたいのはスーパー戦隊の「演出」についてのお話です、ここは結構スーパー戦隊を語る上で軽視或いは無視されがちな内容です。
しかし、たとえ子供向けのテレビドラマであってもそこは「映像」作品なのですがら、やはり「演出」について語ることは避けられません。
今回は大まかに分けて「演出とは何か?」「撮影について」「編集について」の3点を中心に、実例も交えながら解説していきましょう。
スーパー戦隊の「演出」とは何か?
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そもそもスーパー戦隊シリーズを語る上で、「演出」について話をする人は少ないながらにいますが、大抵は演出家、すなわち「監督」の名前が挙げられがちです。
しかし、表に名前が上がるであろうその人たちはあくまでも演出の「氷山の一角」を担っているに過ぎず、実際はいろんな裏方さんがいらっしゃいます。
そこで今回はスーパー戦隊の「演出」が何なのかを一度考えるところからスタートしてみましょう。
物語・世界観・登場人物を一つの空間に「表象」させること
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まず「演出」とは色々考えられますが、一番大事なお仕事は作品の物語・世界観・登場人物などを含めた色んなものをカメラが収める一つの空間に「表象」させることです。
つまり、作り手自身が表したい内面の世界をどうやって表に具象化するのか?という、「抽象」から「具体」の問題に他なりません。
スーパー戦隊を語るときに、なぜか一場面を切り取って「脚本」を褒める人が多いのですが、脚本は言ってみれば「設計」のお仕事であり、どちらかといえば「抽象」の段階です。
その脚本家が書いたものをどうやって撮影・編集し違和感なく1つの映像として落とし込むかという「具体化」「具象化」こそが演出の仕事ではないでしょうか。
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