Just Another Diamond Dayを聴きながら

今更ながら2015年国内盤紙ジャケでJust Another Diamond Dayを入手した。手元にある同アルバムはこれで3枚目。

2015年リマスターなので、サブスクや輸入盤で聴ける音源とは異なっている。

私がずっと聴いてきたのは、2005年国内盤紙ジャケである。

こちらはなんとステレオ音源の左右が逆になっている。

そして、こちらが本来の形だというのを、その昔ヴァシュティバニアンのライブで貰ったパンフレットで知った。

残念ながら手元に残していなかったようだが。

他にも、アカペラ前にコードを鳴らす音等カットされた音が入っている。

ということで、なかなか資料的価値のある音源なので、手に入るうちに持っていても損はないと思う。

さて、2015年盤である。

若干音圧が上がり、音質は少し明るく、くっきりしたように思う。
2005年盤に戻ると少し、ギターの中低音域がくぐもって聴こえる。

あんまりクリアだと、歌のピッチの綻びが少し目立ってしまう気もする。

ステレオの左右はどうなってるかと言えば、以前の輸入盤と同じに戻っている。

では、2005年盤のあれはいったい何だったのか?
どういう意図で2015年盤は戻されたのだろうか?
、、、謎である。

細かい話を追求するのも悪くないが、一旦忘れて音楽に没頭したいところ。

あとこんな記事も書いてます。

20代前半の頃のある夏の日々のことを思い出した。

今はいない犬と一緒に庭で見上げた雲や、散歩に出かけた公園で耳にした少女たちの合唱の響きと一緒に、いくつかのアルバムのことが思い浮かぶ。

Tom Waits "Closing Time"
Nick Drake "Made to Love Magic"
Vincent Gallo "When"
Pink Floyd "The Piper at the Gates of Dawn"

…他にも色々聴いたと思うが、あの時期を象徴するのは上記4枚と、
言わずもがなであるが、Vashti Bunyan "Just Another Diamond Day"である。

Swallow Songの"See how fast the summer passes by”という何気ないフレーズで思いっきり涙がこぼれたのを思い出す。

惨めな療養期間だったが、今ではよくわからなくなって何だか幸せな記憶のようにも思えてしまうから不思議だ。

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