39日目 五十肩から始めよう
昨日からずっと左肩ががちがちで痛い。弟が大阪から三宮に来るというので、とうわを連れて昼ご飯の待ち合わせをした。6歳離れた弟ももう41歳。おたがい初老であるのだなあと不思議に思う。
14時からは身障者水泳があるので水着を持って座位保持バギーに乗せて出かけた。サンチカの「レストランやなぎ」でビフカツ定食を食べる。11時30分の開店前に着いたものの、すでの25人くらいの待ち列。さすがにテレビで紹介されたばかりとあって土曜の昼ならこんなもんだろう。入店できたのは12時50分を過ぎていた。
人生で1時間半以上並んで食べたことなんてない。座位保持バギーで移動するのが面倒で、弟もせっかく神戸に来たのだからと食べたがっていたので店を変えずに立ち話をしながら並んだ。弟は今年になって営業からIR担当の部署に異動になり、投資家を相手にする仕事をしているらしい。全く違う業界にいるので会社組織の話はいつも新鮮で興味深い。
磯上の福祉センターで毎週ある身障者水泳にはもう2年近く通っている。最初から水が大好きなとうわは最近「泳ぐ組」に昇格した。ここに通うと、いろんな障害児と親の関係を知ることができるのも貴重な時間だ。とうわと同じ脳性麻痺以外に視覚障害や四肢欠損の障害を持つ子もいる。昨日から寝違えている肩が全く上がらないのでいつもは親がするフォローを指導員さんにお願いした。左肩ががちがちで顔を左側を向けない。これはもしや世間でいうところの「五十肩」というやつなのか。嘘だろ、嘘だと言ってくれ。
水泳でくたくたになった後、せがまれてカラオケに。5歳児のもっぱらの十八番はYOASOBI「アイドル」本日のセットリストは「ちゅ、多様性」「すきっちゅうの」「スマイルあげない」以上あのちゃん3連発。「うっせいわ」ADO、「強風オールバック」よこぴ。近頃の5歳児はすごいよまったく。まあまあ歌いこなせている。
週末なので阪急オアシスで食材の買い出しをしてから家に帰ることにした。幼稚園のお弁当にさんまを入れてほしいと言われて、しぶしぶ生さんまをレジに。さんま弁当って、しぶすぎるだろ。
買い物袋を下げてバス停に向かった。誰かに声をかけられたと思ったらロニャンとサトニャンだった。ロニャンことアレキサンダー先生は恭子さんの神戸大修士時代の平和学の先生である。ポーポキという猫を飼っていたことから、平和学のメンバーには「ニャン」が着くメンバーネームがある。「トウワニャン」「ヨシニャン」である。恭子さんだけなぜか旧姓の森にちなんで「モリニャン」なのが謎である。
夜中、左肩の激痛で目が覚めた。うつ伏せのままリビングのソファでもだえた。いよいよこれは「五十肩」に違いない。
20231014