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ネットのある時代に生きる娘と私-愛と感謝を込めて

11歳娘との会話中「ネッ友」という言葉が出てきた。
ネットで知り合った友だちのことを指すそうだ。

「小学生の女の子がネットで知らない人と繋がってやり取りをする。」という事実。

私のような古い時代の人間は「子どもが知らない人とネットで知り合うなんて…。」と反射的に否定的な考えが頭をよぎる。
もうそれは世代的なモノだし無意識に感じてしまうことだから仕方がない。

だけど、それを「否定」するような言葉で娘に伝えたところで何にもならない。それに否定すべき事かどうかも、わからない。

引き続き娘の話を聞く。

娘はネッ友と音楽の話題で盛り上がったり、イラストを交換し合ったりしていると楽しそうに教えてくれる。
学校に行っていないからこそ、なお、友だちを欲しているのだろう。
娘の話を聞くと、やり取りしているのは不登校の子が多いようだ。
仲間意識もあり、仲良くなりやすいのかもしれない。

私はオトナだから、いかようにも自分の意識を変えることが出来る。

だから「我が子がネットで知らない誰かと知り合う」という事実に拒否反応を起こしたことは表面に出さず、自分の意見を修正し、「ネットで知らない誰かと知り合う」ことを肯定的に娘に伝えることだって出来る。

ということで、やってみた。

私「いまはさ、良い時代だよね。私が子どもの頃はインターネットなんてなかったから、知り合う相手はせいぜいが同じ学校の人。多少成長してもリアルで知り合える範囲の人としか出会いがない。その中から同じ趣味の人を見つけ出すのは結構な労力だよ。でもいまはネットで同じ趣味の人と知り合うことが出来るんだもんね。学校に行ってなくても友だちたくさん出来るもんね。すごいよねぇ。」

娘「それは確かに!!でも、身元がわかるような情報は出してないよ?ママと前に約束したからね。

私「そうだね、約束したねぇ、そういえば。守ってくれててありがとうね。

娘「子どものふりした大人もいるかもしれないからさー。それは気をつけてる。たまにいるんだよ。小学生のふりして大人だったりするの。」

私「そうか、それはやっぱり気をつけた方がいいよね。もし何か困ったことがあったらすぐにママに相談してね??

娘「うん!わかった!!」

私「でもさ、ネットでいろいろな人と話をするって楽しいよね。リアルでは話せないことも話せたりするし。私もSNSやってるけど楽しいよ?」

娘「ああ、前に話してたヤツ?友だちが出来て話したりしてるの?」

私「だね。私、いま、フォロワー400人だよ?(ドヤ」

娘「へー?でも、400人とか言っても知り合いとかでしょう?」

私「いや、誰ひとりとしてリアルの知り合いはいないよ。だって匿名でやってるし。」

娘「すごいじゃん!ん?てか、なんで匿名でやってるの??」

私「・・・。身バレしたらヤバいような投稿ばっかりしてるから。」

娘「えー??マジで!?笑」

私「まあまあでも、やり取りする人は40代から60代の人が多いよ。投稿の内容も、そのあたりの年齢層向け。私の年代は人数が多いからね。」

娘「少子高齢化だから?若い人は少ないのかもしれないね…。」

私「私の生まれたのは第二次ベビーブームでね。私の親世代が第一次ベビーブームだったから、その子ども世代が人数が多くなったんだよ。」

娘「ところで、少子高齢化になった理由って何?」

私「色々な要因があるけど、ママが思うにはね…。」

と、ここから少子高齢化について語り合うふたり。
良い学びの時間となり、母、満足。笑


子どもの行動や言動に、自分の心が否定的な反応をしたとしても、それをそのままぶつけると、子どもの心が閉ざされてしまう。

子どもが何かを話してくれた。
その、せっかくのきっかけを。

どうにか良い方向に繋げられないだろうか。

そのために自分はどんな反応をして、どんな話をすれば良いのだろうか。

そんなことをいつも考えながら生活している。

今回は「身元がわかるような情報を出さない」という約束を、娘が覚えていて守ってくれていることを知ることも出来たし、困ったことがあったらすぐ相談して欲しいと伝えることも出来た。
それと。
私もネットで人と関わって楽しんでいるということを伝えることも出来た。

良いきっかけになったな。


そんなこんなで。
気が付けば。

日々のあれこれを書き殴った私の投稿を。
多少なりとも好きだと思ってくれた方が。
なんと!!400名を超えまして。

嬉しい限りでございます。

おかげさまで娘にドヤる事が出来ました。笑

これからも。

私の身の回りの出来事を。
私なりの視点で書き続けていきたいと思います。

引き続き皆さまに楽しんで頂ければ嬉しいです。

コメントも、とっても嬉しいです。

いつも関わってくれて、ありがとう。

リアルじゃなくても友だちだって思ってるよ。

愛と感謝を込めて。

さくらん。